東芝は7日、ポータブルメディアプレイヤー「gigabeat(ギガビート)」の各シリーズから新モデルを発表した。このうち「gigabeat T」シリーズの「T802」でモバイル動画視聴環境を一新。公衆無線LANを利用したネット上の動画視聴やポッドキャストのダウンロードが可能になった。発売は15日でオープン価格。同社オンラインショップでの販売価格は29,800円となっている。
また、ワンセグの視聴と録画が可能な「gigabeat V」シリーズに8GBモデルの「V81」を新たにラインナップ。2月15日発売予定でオープン価格。同ショップでの販売価格は34,800円。
さらには、音楽と写真の再生が可能な「gigabeat U」シリーズに4GBモデルの「U407」と「U408」が登場。直感的に操作ができるグラフィカルユーザーインタフェースを採用した。3月上旬発売予定でオープン価格。同ショップでの価格は15,800円。
新モデル発表の目玉は「T802」。動画の視聴環境に、つながりやすさ、設定しやすさ、アプリケーションの充実度の3点から改良を加えた。つながりやすさでは、ソフトバンクテレコムのBBモバイルポイント、NTTコミュニケーションズのホットスポット、NTTドコモのMZONEの公衆無線LANサービスに対応し、駅や空港、ファーストフード店など延べ約19,000ヵ所以上で屋外での接続が可能に。このうちBBモバイルポイントでは5月7日まで最大3ヶ月間の無料接続キャンペーンを実施する。
また、無線LAN設定時にオートサーチ接続を選べるようになり、AOSSにも対応するなど操作ストレスを軽減。家庭やオフィスでAirStation(バッファロー製アクセスポイント)を利用している場合、アクセスポイント機器のスイッチをオンにし、gigabeat側でAOSSを選択すれば接続と設定が完了する。さらに、動画配信サービス「Gyao for gigabeat」で、600本以上の映画やドキュメンタリー、音楽などの動画が無線LAN経由でストリーミング視聴できる。こちらも8月7日まで動画コンテンツの視聴を無料とする体験キャンペーンを実施する。
なお、既に発売中の「T401」に「T802」と同じ新機能を無料で追加できるファームウェア(Ver.2.0)へのバージョンアップ・サービスを7日より開始する。
主な仕様 | |||
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機種 | MET802 | MEV81 | MEU407/408 |
内蔵メモリ | 8GB | 8GB | 4GB |
バッテリー | リチウムイオン・USB | リチウムイオン・ACアダプター | リチウムイオン・USB |
収録時間 | オーディオ約128時間 / ビデオ約32時間 | オーディオ約128時間 / ビデオ約32時間 | オーディオ約67時間 |
連続再生時間 | オーディオ約16時間 / ビデオ約5時間 | オーディオ約40時間 / ビデオ約13時間 | オーディオ約20時間 |
連続視聴時間 | - | 約10時間 | - |
サイズ | 54.0(W) × 85.6(H) × 9.9(D)mm | 115(W) × 75(H) × 14.2(D)mm | 36.2(W) × 76.5(H) × 10.9(D)mm/36.2(W) × 76.7(H) × 11.4(D)mm |
質量 | 約58g | 約168g | 約36g/約38g |