ノキア・ジャパンは6日、NTTドコモ向けの携帯電話の新製品「NM705i」に関する記者説明会を開催した。説明会には、代表取締役社長のタイラー・マクギー氏、マーケティング部 マーケティングマネージャーの岡崎一史氏が出席し、NM705iの製品紹介などを行った。NM705iは、今月発売の予定。
ノキア・ジャパン 代表取締役社長のタイラー・マクギー氏 |
説明会冒頭でタイラー・マクギー氏は、ノキアが世界シェア約40%を達成する世界ナンバーワンの携帯電話メーカーであることを紹介。今後の日本市場に多くの製品を提供していくと発表した。続いて岡崎氏が、ノキア製携帯電話は2007年の販売台数が約4億3,700万台に上り、このうちデジタルカメラ搭載機種は約2億台、ミュージックプレーヤー搭載機種は約1億4,600万台だったと発表。1日平均の製造数は約150万台になるとし、世界で高いシェアを誇るノキアの企業力をアピールした。
その後、岡崎氏は、NM705iについてプレゼンテーションを行った。NM705iは、W-CDMA/GSMの両方式に対応したストレート型端末で、寸法が105×46×15mm、重さが約89gと、非常にコンパクトかつ軽量なデザインになっている。ノキアが世界展開する携帯電話「6120 classic」をドコモ向けにカスタマイズしたモデルとなる。
岡崎氏は「デザイン」「ワールドワイド」「ライトウェイト&コンパクト」の3つをキーワードに挙げ、アクセサリーをモチーフとした筐体のデザインやコンパクトさ、国際ローミングサービスに対応する点などをアピールした。また、スタイリッシュブラック、ノーブルホワイト、ビターオレンジの3色のカラーバリエーションの中で、日本で消費者テストを行った際に反応がよかった、ビターオレンジをキーカラーとして展開すると発表した。
機能面では、使いたい機能にすぐアクセスできる「待受ショートカット」や、2.5mmのイヤホンジャックを装備する充実したオーディオ機能、英和・和英の辞書など海外で便利な機能を紹介した。なお、NM705iは、アドレス帳・スケジュールのデータをPCと同期可能なほか、Bluetooth通信機能、FMラジオ機能などが利用できる。
説明会後、タイラー・マクギー氏は、日本市場での戦略として、消費者の要求に答えること、携帯電話事業者との協力を密にすることを挙げ、「従来の日本のメーカーにはない、革新的な商品を提供していく」と語り、日本市場においても、グローバル市場と同等の実績を目指すと意気込みを見せた。
説明会には、NM705iのファッション性をショースタイルでアピールするデモンストレーションが行われた。NM705iを持ったモデルがステージに登場し、レジャーやパーティーなどで、NM705iを利用する場面紹介した。また、ショーの最中にゲストとして、2006年ミス・ユニバース世界大会2位の知花くららさんが登場し、観客を驚かせた。
ショー終了後に知花さんは、NM705iについて「パーティー用のクラッチバッグに入れておけるサイズですごくいいですね。NM705iはアクセサリー感覚で持てるので、手にするとわくわくした気分になれると思います」とコメントした。