ハワイ州観光局はこのほど、旅行代理店向けのセミナー「Discover Aloha2008 ハワイセミナー&ワークショップ」を開催した。2008年のハワイ旅行コンセプトは「からだで、こころで、もっと感じるハワイ。So Much More Hawaii」を打ち出すとしており、同セミナーで「ハワイアン・カルチャーに触れる」「ハワイ時間でくつろぐ」といったさまざまなハワイの楽しみ方が提案された。今回は、同セミナーをレポートし、2008年のハワイ事情を探る。

高級リゾートのスパとラグーンで究極のんびり旅

ハワイでは今、大手資本のホテルリゾートが続々と改装を行われている。中でも「くつろぎ度」が大幅にアップしたのがオアフ島のダイヤモンド・ヘッドの東側に位置するザ・カハラ・ホテル&リゾートだ。スパスイートを現在の5室から14室に拡充し、ヨガスペースや水中トリートメントなどの施設も併設することで、オアフ島最大級のスパとして生まれ変わるとしている。リゾート内で飼育しているイルカと触れ合うアクティビティも楽しめるのが同ホテルの魅力だ。

「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」のスパスイートwithラナイ(左)とバスタブ(右)イメージ

その他、オアフ島ワイキキ最大の敷地面積を誇るヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ビーチリゾート&スパでは、「デューク・パオア・カハナモク・ラグーン」が2007年12月下旬にリニューアルオープンしたばかり。ラグーンを囲む遊歩道にも新たに植栽やベンチが整備され、より心地よくくつろげる空間になったとのことだ。また、ハワイ島のヒルトン・ワイコロア・ビレッジでは、2008年春にイルカと遊びながらその生態を学ぶドルフィンラグーンが完成する。

大自然の神秘に出会うイベント&アクティビティ

マウイ島では2月9日~24日の日程で、ザトウクジラの到来を祝って「グレート・マウイ・ホエール・フェスティバル」が開催される。会場ではハワイアンミュージックのコンサートが楽しめるほか、小さなゴム製のクジラに入って参加するレガッタ競技など、クジラにちなんだユニークなレクリエーションが用意されている。

もちろんホエールウォッチングも行われる
(c)マウイ観光局(MVB)

スター・ゲイジングの名所といえるのが、富士山よりも高いハワイ島マウナ・ケア。標高4,200メートル、晴天率が高く大気中の不純物が少ないことから、日本の「すばる天文台」をはじめ各国の天体観測の拠点にもなっているという。マウナ・ケアでのすばらしいサンセットが眺望できるツアーなども用意されているので、初心者でも安全に楽しめるとしている。