米IBMは、オフィススイート「Lotus Symphony」のβ第4版を公開した。対応プラットフォームはWindows XP / VistaとLinux、サポートされる言語は日本語を含め24種。バイナリパッケージのダウンロードには、無償で入手可能なユーザアカウント (IBM ID) が必要。
今回のリリースでは、スペルチェック機能のパフォーマンス改善や、数種の言語でユーロ通貨への対応が行われた。相互運用性も向上、パスワードで保護されたExcelブックが開けるようになったほか、ワープロ文書 (Lotus Symphony Documents) と表計算 (Lotus Symphony Spreadsheets)、プレゼンテーション (Lotus Symphony Presentations) の暗号化に対応した。プレゼンテーションには既存ファイルの挿入が可能になり、外部データの更新にあわせ内容をリフレッシュできるようになった。
今回のリリースにあわせ、開発者向けツールキットも公開された。ツールキットにはAPIや各種文書、サンプルコードが同梱されるほか、Eclipse用プラグインも提供される。ツールキットを活用することにより、Lotus Symphonyとシームレスに連携するアプリケーションを開発できるほか、WebSphere Translatorプラグインを使ったオンザフライの翻訳装置など、任意に機能を拡張できるようになるという。