今週の秋葉原情報 - ショップは"あの話題"で騒然、しかし新製品は少なめ

今週末、秋葉原のPCパーツショップは、高速電脳の話題で持ちきり。既報の通り、店舗入り口に貼られた告示書によって、倒産の事実が明らかになったものだが、誰にとっても青天の霹靂。他店のスタッフも皆一様に驚いていた。

同店は秋葉原のパーツショップでも1・2を争うほどの狭さだったが、スタッフのスキルも高く、ヘビーユーザーを中心に支持されていた。商品の品揃えも特徴的で、"ここにしかない製品"を求めて来るユーザーも多かったようだ。変わり続けるのが秋葉原の宿命とはいえ、相次ぐ閉店はやはり寂しいところだ。

Radeon HD 3870 X2の続報

先週のレポートで、Radeon HD 3870 X2を搭載するグラフィックカードの話題をお伝えしたが、Connect3D、SAPPHIRE、PowerColorに続いて、今週はATI純正、MSIのオーバークロック版、バルク版も新たに登場している。

ATI純正品の価格は63,000円～69,000円前後。スペック自体は他社製品と同じだが、今回の製品には基板裏側のプレートのところに「ATI純正品」という刻印がわざわざ押されていた。

Radeon HD 3870 X2搭載製品では初となるオーバークロック版はMSIから登場。コアクロックは850MHzと、通常仕様(825MHz)からの上乗せは小さいものの、価格もそれほど変わらないのでお得かも。価格は63,000円～64,000円前後。ちなみにMSIは通常クロックの製品も出しており、こちらは61,000円～62,000円前後。

またRadeon HD 3870 X2のバルク版製品が入荷したのはクレバリー1号店。価格は57,723円と安くなっている。

クレバリーオリジナルの88GTカード

クレバリーのオリジナル製品というGeForce 8800 GT搭載カード「CB-Geforce 8800GT DDR3 512MB R3 PCI-E」が登場した。Zalman製のVGAクーラーを採用したほか、HDMIコネクタもオンボード搭載しているのが特徴。価格は29,893円だ。

あの「Eee PC」がXGAに?

ドライバを入れ替えることで、ディスプレイをXGA表示(1,024×768)にしてしまったEee PCがT-ZONE PC DIY SHOPにて展示中。とはいえ、Eee PCのディスプレイの解像度はWVGA(800×480)なので、実際の表示は縦横方向ともに間引いたものになってしまうが、アプリケーションによっては便利かもしれない。なお、Eee PCは既に完売しており、次回入荷は未定。

Zalmanから新型VGAクーラー

ZalmanからVGAクーラーの新製品「Z-Machine GV1000」が発売となった。製品の形状は従来の「VF1000」とほぼ同じに見えるが、ファンの回転数が向上している。ノイズレベルは、1,650rpmで20dBA、3,600rpmで36dBA。また、新たにG92ベースのGeForce 8800 GTS/GTやRadeon HD 3870/3850にも対応した。価格は7,500円前後。