HTC Nipponは1日より、東京・渋谷の喜山ビル(ソフトバンク渋谷)地下1階に、同社のスマートフォンの活用法を紹介する体験スペース「HTC LAND」を開設した。期間は3月1日までで、毎日13時から20時までオープンしている。
会場内には、現在日本で発売されているHTC製品のすべて(ソフトバンクモバイルの「X01HT」「X02HT」、自社ブランドで展開する「Advantage X7501」「P3600」の計4機種)が自由に試用できる状態で用意されているほか、サードパーティ各社が提供する各種周辺機器の展示が行われている。ケースやスタイラスペンといったアクセサリ類は販売も行っているので、気に入ったものがあればその場で購入し持ち帰ることができる。
日本で発売されているHTC製スマートフォン(上列左から)「X01HT」「X02HT」、(下列左から)「Advantage X7501」「P3600」がいずれも自由に試用可能。スタッフおすすめのオンラインソフトが導入されているなど、一部カスタマイズも施されている |
周辺機器類としては、辞書ソフト、Bluetooth対応スピーカー、ネットワーク対応ビデオターミナル、miniSDカードスロット対応RGBアダプタなどを提案している。従来はPCでしか実現できなかったような、メディア再生やプレゼンテーションといった作業がスマートフォンで可能になるとともに、携帯電話のネットワークと組み合わせることで場所を選ばない、新しい使い方が生まれることを紹介する。
期間中はHTC製スマートフォンの情報サイト「htc Fan Site」のスタッフが会場に常駐し、スマートフォンの基本的な使い方から上級者向けのカスタマイズノウハウまで、HTC製品に関する質問を受け付ける。また、毎週土曜日にはテーマ別にスマートフォンの活用法を紹介するセミナーを会場内で実施する。各回のテーマは2日が「ビジネス」、9日が「就職活動」、16日が「エンタテインメント」、23日が「レジャー」となっており、開始は各日の14時から。そのほか、期間限定のサポートフォーラムをhtc Fan Site内に開設した。
同社でマーケティングを担当する営業企画部・シニアマネージャーの佐野由香氏によると、今回のような体験イベントの来場者は、当初は元々デジタル機器への関心が高い新しい物好きの人たちが中心だったが、最近ではあまり特定層が目立つことはなくなりつつあり、ユーザーの広がりに手応えを感じているという。同社ではこの春以降ソフトバンクモバイルに向けて提供を開始する、より小型で従来の携帯電話に近づいた形のスマートフォン「X03HT」を用意しており、会場ではそのモックアップも展示されている。