マイクロソフトは2月1日、「Microsoft Office 2008 for Mac」の発売開始記念イベントを、東京都内のイベント・スペース「FRAMES」で「Microsoft Office 2008 for Mac Launch Celebration」を開催し、トークセッションを繰り広げた。ステージ上に並べられた57台のマッキントッシュには、音を感じて画面が変化するソフトウェアがインストールされディスプレイを彩った。

ステージには57台ものiMacが並べられた。その様は圧巻

iMacの画面は音によって姿を変えていた

ノキア製携帯電話を使ってPowerPointを操作する林信行氏(左)と、マイクロソフトの仲尾毅氏(右)

トークセッション第一部では、最近ではアート関連の取材もこなすコンピューター ジャーナリストの林信行氏と、マイクロソフト リテールビジネス事業部 コンシューマ製品部 エグゼクティブプロダクトマネージャ 仲尾毅氏が登場。「Word」や「Excel」で創り出したアートを見せながら(「Art of Office」で掲載中)、OfficeのTipsを紹介した。特に、ノキア製携帯電話のBluetoothを利用して「PowerPoint」を操作するソフトウェア「Salling Clicker」が注目を集めた。Salling Clickerを使えば、PowerPointのスライドを携帯電話で進めたり戻したりするだけでなく、携帯電話の画面状にプレゼンテーションの残り時間や、話す内容を記録したメモを表示できる。

トークセッション第二部には、ロンドンに拠点を置くクリエイティブ集団TOMATO所属の長谷川踏太氏と、マック専門誌「MACPOWER」の編集長を務めていた高橋幸治氏が登場。長谷川氏が開発した、周囲の音声に合わせ画面が変化するソフトウェアをはじめ、携帯電話やミュージシャンのアートワークを行ない、「Microsoft Office 2008 for Mac Launch Celebration」のインビテーションのデザインも手がけたクリエイティブディレクター佐藤可士和氏との打ち合わせの話や、デザインへのコダワリを語った。

会場を飾るマッキントッシュ用アートを作り上げたTOMATOの長谷川踏太氏

佐藤可士和氏がデザインしたインビテーションカードを紹介する高橋幸治氏

会場には6台のマックを設置。登場したばかりの「MacBook Air」も2台用意し、Microsoft Office 2008 for Macを実際に試すことができた。

会場には、2台のMacBook Airと6台のiMacが並べられ、Office for Macのデモを行っていた。