米GreenPrint Technologiesが印刷ユーティリティソフト「GreenPrint World」の無償提供を開始した。必要な部分のみを印刷できるようにするソフトで、紙やインクの無駄使いを減らし、温室効果ガスの減少にも役立つとしている。対応OSはWindows Vista/ XP/ 2000だ。
GreenPrint Worldは印刷前にドキュメントの中身を分析し、URLやバナー広告、ロゴなど、印刷する必要がないと思われる部分をハイライトで示した上で自動的に印刷からカットする。印刷から省きたい画像やイラスト、テキストなどを、ユーザーが指定してカットすることも可能。また印刷の代わりに、PDFを作成する機能も備える。
GreenPrintによると、日常的にプリンターを利用する平均的なPCユーザーがGreenPrint Worldを使用した場合、年間1400ページ分の紙を節約し、90ドル以上のコストを削減できるという。GreenPrint Worldは印刷をモニターする機能を備えており、ユーザーはGreenPrint Worldを使って節約したページ数やコスト、温室効果ガスの削減への貢献度などを確認できる。
GreenPrintはWorldのほかにも、ファミリー向けの「GreenPrint Home Premium」と企業向けの「GreenPrint Enterprise」を有償で提供している。これらのユーザーは電子メールを通じたサポートが受けられるほか、商業目的の利用が可能。エンタープライズ版は企業規模の印刷管理/ レポート機能を備える。