米ABI Researchは、携帯電話を用いたTVや動画の視聴動向などを分析調査した最新レポート「Mobile TV Services」を発表した。

同レポートによれば、携帯電話でTVや動画を視聴するユーザー数は、今後5年で大幅に増加し、2012年には4億6,200万を突破。同社リサーチディレクターのMike Wolf氏は「新たな動画対応モデルへの買い替えが進むことで、モバイル動画サービスへの加入者が増加するだろう」とコメントした。サービス利用料金の低下やコンテンツの充実なども、大きな追い風になるという。

最も利用が進むエリアとしては、日本を含むアジア太平洋地域が挙げられ、携帯電話での動画視聴ユーザー数は、昨年の約2,400万から、2012年には2億6,000万を超えるまでに急増すると予測。日本および韓国が市場を牽引するものの、中国やインドでの利用増も期待されている。