ニコンは、シフト機能およびティルト機構を搭載したPC-Eニッコール(NIKKOR)レンズ「PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED」を2月22日より発売する。また同シリーズ「PC-E Micro NIKKOR 45mm F2.8D ED」、「PC-E Micro NIKKOR 85mm F2.8D ED」を夏以降に発売する。PC-E NIKKOR 24mm F3.5D EDの価格は30万9,750円。また、最短撮影距離約0.185m、最大撮影倍率1:1の近接撮影が可能な「AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED」を3月に発売する。価格は8万7,150円。

PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED

AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED

「PC-E NIKKOR 24mm F3.5D ED」は、デジタル一眼レフカメラおよびフィルム一眼レフカメラ用交換レンズ。35mm判でも画角を損なうことなく撮影できる。撮影レンズの光軸と撮像面の関係を変化させるシフト機能、ティルト機構を搭載。シフト機構を使うと、レンズを撮像面に対して平行移動することで被写体の歪みを補正。ティルト機構はレンズ光軸と撮像面の直交関係を変化させることでピントの合う範囲をコントロールできる。電磁絞り機構を搭載し、「D3」「D300」などの電子制御式絞り対応の一眼レフカメラでは、自動絞りの使用が可能。

主な仕様は以下のとおり。焦点距離24mm(シフト量:±11.5 mm、ティルト量:±8.5度)。左右90度のレボルビング機構を搭載。最小絞りF32。レンズ構成は、EDレンズ3枚、非球面レンズ3枚を含む10群13枚。撮影距離0.21m、最大撮影倍率1/2.7(撮影距離0.21m)。絞り羽根枚数は9枚(円形絞り)。フィルター径77mm。サイズは82.5×108、本体重量は 約730g。

「AF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G ED」は、デジタル一眼レフカメラおよびフィルム一眼レフカメラ用大口径単焦点レンズ。「Micro NIKKOR(マイクロニッコール)」は、接写、複写などの学術・業務撮影、近接撮影に適したレンズシリーズで、最短撮影距離約0.185m、最大撮影倍率1:1(等倍)の近接撮影が可能。超音波モーターとIF方式を採用する。レンズ構成は、EDレンズ1枚、非球面レンズ2枚を含む9群12枚、絞り羽根枚数は9枚(円形絞り)。最小絞りF32。最短撮影距離0.185m、最大撮影倍率1:1。フィルター径62mm。サイズは73mm×89mm、本体重量は約425g。