ニコンは、高速起動と小型ボディが特長のコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX Sシリーズ」4機種を発売する。手ブレ補正機能を搭載した「COOLPIX S600/S550/S520」が2007年3月より、薄型モデルの「COOLPIX S210」が2月29日より発売される。いずれもオープンプライスで、推定市場価格はS600が約4万円前後、S550が3万8,000円前後、S520が約3万円前後、S210が約3万円前後。
28mmからの手ブレ補正モデル「COOLPIX S600」
「COOLPIX S600」は、約0.7秒の世界最速起動と、約88.5(W)×53(H)×22,5(D)mmの世界最小ボディ(ニコン調査)を実現したレンズシフト式手ブレ補正機能を搭載した沈胴式コンパクトデジタルカメラ。撮像素子は有効1000万画素のCCDで、焦点距離28~112mm(35mm判換算)相当 F2.7~5.8の光学4倍ズームレンズを備える。液晶モニターは約23万画素2.7型TFTで、反射防止コートと輝度調節機能を持つ。最大感度はISO 3200。撮影モードに、水彩画のような色調を表現できる「パステルモード」を新たに搭載した。記録メディアはSDメモリーカード(オプション)だが、内蔵メモリー約45MBも備える。バッテリーはリチウムイオンで、撮影可能枚数は約190コマ。重さ約130g(本体のみ)。ボディカラーはチタンシルバー、アーバンブラック、ピンクゴールドの3色が用意される。
5倍ズーム+1000万画素の「COOLPIX S550」
「COOLPIX S550」は、1000万画素CCDと焦点距離36~180mm(35mm判換算) F3.5-5.6 相当の沈胴式レンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ。液晶モニターは約23万画素2.5型TFT液晶で、反射防止コートと輝度調節機能を備える。最大感度はISO2000。記録メディアは、SDメモリーカード(オプション)と内蔵メモリー約50MB。バッテリーはリチウムイオンで、撮影可能枚数は約200コマ。本体サイズは約90(W)×53.5(H)×22(D)mm、重さ約120g(本体のみ)。ボディカラーはチタンシルバーのみ。
ベーシックなカラーモデル「COOLPIX S520」
「COOLPIX S520」は、シャッター速度約3段分の補正効果があるレンズシフト方式手ブレ補正機構を備えた800万画素CCD搭載モデル。ボディカラーには、ライトブロンズ、サクラ、マゼンタの3色が用意される。撮影モードに、料理をきれいに取れる「料理モード」が設けられたほか、よく使うシーンモードを3つまでモードメニューに登録できる「お気に入りシーン」機能を追加した。縦横比が1:1の正方形フォーマットの撮影が可能な「1:1画像」と黒フレームや白フレームで画像を再生する機能も備える。液晶モニターは約15万画素2.5型TFT液晶。記録メディアはSDメモリーカード(オプション)と、内蔵メモリ約23MB。バッテリーはリチウムイオンで、撮影可能枚数は約180コマ。本体サイズは約94(W)×53(H)×22.5(D)mm、重さ約115g(本体のみ)。
厚さ18mm重さ100gの薄型モデル「COOLPIX S210」
COOLPIX S210は、厚さ約18mm、重さ約100gの薄型軽量モデル。顔検出機能を高速化し、最大12人までの認識機能を持つほか、背景とのバランスを考慮して人物の顔の明るさを調整する「顔認識AE」機能、再生時に顔認識AFで認識した顔を拡大再生する「顔ズーム機能」などを搭載する。液晶モニターは約23万画素2.5型TFT液晶。記録メディアはSDメモリーカード(オプション)と、内蔵メモリ約52MB。バッテリーはリチウムイオンで、撮影可能枚数は約220コマ。本体サイズは約90(W)×55.5(H)×18(D)mm、重さ約100g(本体のみ)。ボディカラーはブライトシルバーのみとなる。