ニコンおよびニコンカメラ販売は、有効画素数1020万画素、重さ495g(本体のみ)、撮像素子前面に付着するゴミやほこりの軽減機能を強化したエントリーモデルのデジタル一眼レフカメラ「D60」を2月22日より発売する。価格はオープンだが、推定市場価格は本体のみが7万5,000円前後、新発売の「AF-S DX 18-55mm F3.5-5.6G VR」をセットにした「D60 レンズキット」が9万円前後、レンズキットに加えて「AF-S DX VR ED 55-200mm」をセットにした「D60 ダブルズームキット」が12万円前後。

ニコン D60

今回発表された「D60」は、D40とD80の中間に位置するモデルだが、D40xが生産終了となるため、D40xを少しグレードアップさせた後継機とも言えなくはない。撮像素子にはDXフォーマット有効1020万画素のCCDを使用する。連続撮影は約3コマ/秒で、連続100コマまで可能(L+FINE)。重さ495g(本体のみ)の小型軽量モデルとなっている。D40系と同じく、ボディ内モーターは装備しない。

D60の特長は、ゴミ取り機構を強化したこと。D300同様にローパスフィルターを振動させてゴミを払い落とす「イメージセンサークリーニングシステム」を搭載したほか、ミラーボックスに空気流制御穴を設けることで、ゴミやほこりの撮像面への付着を抑える「エアフローコントロールシステム」を初めて搭載した。

背面のモニターを使った情報表示が行なわれるが、ファインダー下に「アイセンサー」が装備され、ファインダーを覗くと液晶モニターを自動的に消灯する。また情報表示のデザインは「クラシックデザイン」「グラフィックデザイン」「壁紙デザイン」の3種類から選択できる。

また、画像編集機能としてRAW データをJPEG(FINE)に変換する「RAW現像」、点光源などの明るい部分がクロスした光線として表現される「クロススクリーン」、撮影画像をつなげてユニークな動画を作ることができる「ストップモーション作成」などを搭載した。また、撮影時に明るさをコントロールする「アクティブD-ライティング」も装備する。

サイズは約126(W)×94(H)×64(D)mm、重さ約495g(バッテリー、SDメモリーカード、ボディーキャップを除く)。

正面

エアフローコントロールシステム