ソフトバンクモバイルは28日、ソフトバンク3G携帯電話の新製品「インターネットマシン 922SH」(シャープ製)を発表した。入力デバイスにQWERTYキーボードを採用した横開きタイプの携帯電話。販売開始は3月下旬以降。
短辺にヒンジがあり縦方向に開く一般的な折りたたみ携帯電話とは異なり、ヒンジは長辺に設けられており横方向に開く。開いた状態では、3.5インチフルワイドVGA(400×854ドット)液晶とQWERTYキーボードを使用して、横位置での画面表示を活かした文字入力、インターネット閲覧、ワンセグ視聴などが可能。背面部にはサブ液晶とセンサーキーを搭載し、閉じた状態でも電話帳からの発信、センサーキーを利用した番号入力による発信が可能。
QWERTYキーボードのキーピッチは約9.9mm。縦キー間が約2.3mm、横キー間が約1.3mmの配置になっており、キー入力時の誤操作防止と快適な入力感を実現した。各キーは凹型に設計されており、親指でのキー入力がしやすいよう配慮されている。最大23字まで一括変換が可能なほか、ショートカットキーによる操作、コピー&ペーストなどに対応する。
キーボード上部にはさまざまな機能をワンタッチで呼び出せるキーを搭載。各種アプリの起動、Web閲覧の際のページスクロール、拡大・縮小表示、貼り付け先のアプリを指定できるメモ機能、英和・和英・国語辞書を搭載した辞書機能などに対して、それぞれ専用のキーが割り当てられている。
一般のプロバイダのメールアドレスを3つまで登録し、受信できる「PCメール」機能に対応する。横位置での画面表示を活かし、S!メールとE-mailフォルダの並列表示が可能なほか、受信メール画面・返信メール画面の同時表示や、文字変換候補の3列表示が可能。なお、PCメールは、同社の2008年春モデルでは922SH、921SHでのみ対応する機能となっている。
ワンセグ受信機能は、QVGA解像度の放送内容をVGA画面へ滑らかに拡大する高画質モードや、半透過表示のユーザーインタフェース、ワンセグのジャンル情報に連動して映像と音声を自動で切り替えるAVポジション機能、静止画キャプチャ機能などを搭載する。
そのほか、200万画素カメラを搭載し、3Gハイスピード、国際ローミング、Bluetooth通信機能、ミュージックプレイヤーなど多くの機能に対応するが、GPS、おサイフケータイは非対応。カラーバリエーションは、ブロンズゴールド、メタリックブラック、パールホワイト、パールピンクの4色。
通信方式 | 国内 | W-CDMA方式 |
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海外 | W-CDMA方式、GSM方式(900/1800/1900) | |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約56×116×17mm(折りたたみ時、突起部除く) | |
重さ | 約132g | |
連続通話時間/待受時間 | W-CDMA網 | 測定中 |
GSM網 | 測定中 | |
ワンセグ連続視聴時間 | 測定中 | |
ディスプレイ | メイン | 3.5インチフルワイドVGA(480×854ドット)NewモバイルASV液晶(最大26万色) |
サブ | 1.18インチ(128×64ドット)有機EL(白1色) | |
カメラ | メイン | 有効画素数200万画素CMOS |
サブ | 有効画素数11万画素CMOS | |
外部メモリ | microSDHCカード(最大4GB) | |
カラーバリエーション | ブロンズゴールド、メタリックブラック、パールホワイト、パールピンク |