マツダは、1月下旬より約1カ月間、ITS(Intelligent Tranport Systems)車載器やドライブレコーダーを搭載した3台の実験車両を使い、データ収集・分析を行うITS公道実証実験を開始する。その後、約50台のITS車載器を産学官関係者や一般ユーザーの車両に搭載し、さらに幅広いデータの収集と分析を行っていくという。
ITSは、情報通信技術により、人と道路と車両とをネットワーク化して交通事故や渋滞などの道路交通問題の解決を目的に構築する新しい交通システム。同社では、道路に設置されたセンサーやカメラなどから情報を受信し、ドライバーに情報を提供するインフラ協調安全運転支援システムの開発においで、ITS対応型ナビゲーションシステムの開発および、ナビ上で効果的な情報を提供するためのHMI(ヒューマン・マシン・インタフェース)の開発を担当するという。
なお、公道実証実験への参画に加え、2月26日から28日の3日間広島地区でのITSの取り組みの一環として、警察庁が推進するUTMS(Universal Traffic Management Society of Japan)協会主催のイベントに、ITS車載器を搭載した「マツダMPV」3台を提供し、一般参加者に対してITS体験試乗会を実施する。