デノンは25日、ホームシアターシステム「DHT-FS5」を発表した。発売は2月上旬を予定しており、価格はオープン。市場価格は6万5,000円前後と予想される。
手軽にサラウンド環境を構築できる「GHT-FS5」。写真のブラック以外にシルバーも用意される |
DHT-FS5は、若干価格帯は異なるが、DHT-FS1の後継となるモデル。X-SPACE SURROUNDという技術を用い、フロントに設置された1ボディのシステムだけでサラウンド再生を行う。1ボックスといっても、2chでバーチャルサラウンドを行っているわけではなく、内蔵された6本のスピーカーユニットからの音を組み合わせて、実際の5.1chに近い音場を作り出している。反射音に強く依存したシステムではないため、部屋の広さや、壁までの距離、材質などにはあまり影響されないシステムだ。搭載しているデコーダーは、Dolby Pro Logic II/Dolby Digital/ DTS/AACとなっており、デジタル放送やDVDの視聴ならば問題ない。定格出力は25W×4+50W(JEITA)。
付属のフットを取りつけることで、スタンドに邪魔されずに、薄型テレビの前面に配置できる |
このような1ボックススタイルというと、ラックシアターへの応用が考えられそうだが、DHT-FS5では、専用のラックは用意されていない。ただ、このシリーズは、薄型テレビの前面に設置することが可能という特徴を持っているため、設置性はそれほど問題にならないだろう。テレビの前面に設置する場合、どうしてもテレビのスタンドが邪魔になるのだが、スタンドのサイズに合わせスピーカーユニットの高さを変更するためのフットが付属しており、高さを22mmアップさせることが可能だ。
DHT-FS1からの変更点は、従来は標準で付属していたサブウーファーが、付属しなくなった点と(サブウーファープリアウト端子は装備されている)、入力端子がアナログ×1/デジタ ル×3(光2/同軸1)に変更された点(従来はアナログ入力が2系統あった)。サイズも若干小型化している。
使用ユニット | 8cmフルレンジ×6 |
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消費電力 | 55W |
サイズ | 750(W)×118(H)×138(D)mm/フット使用時: 750(W) ×140(H)×138(D) mm |
質量 | 5.1kg |