スズキは、ゆとりの室内空間を実現し、乗降性・積載性を一段と向上させたワゴンタイプの新型軽乗用車「パレット」を、1月30日から発売する。価格は111万3,000から1,69万3,650円。
「パレット」は、軽自動車本来の使いやすさや経済性を活かしながら、ゆとりの室内空間を実現するパッケージングを採用した新型軽ワゴン車。スズキとしては「ワゴンR」、「MRワゴン」に続く、3番目のワゴンモデルとなる。
ホイールベース2,400mmの新設計プラットフォームを採用し、室内長2,025mmを確保。後席の居住性を向上させた。合わせてハイルーフ化を行ない、ボンネット型軽乗用車としてクラストップとなる1,365mmの室内高を実現した。さらにAピラーを立てたロングルーフ化や、見晴らしの良いガラスエリア、リビングのようなインテリア、高い防音・防振技術などを盛り込み、開放感あふれる上質な室内空間とした。
ボンネット型軽乗用車クラス初となる後席両側スライドドアを全車に採用。開口幅580mm×開口高1,230mmの大型ドアと低いステップにより、優れた乗降性と使い勝手を得た。一部モデルは携帯リモコンでスライドドアの開閉を可能とした。リア荷室についても、新開発の低床プラットフォームにより軽自動車トップクラスの低い床面地上高を実現。ダイブダウンリヤシートにより、ほぼフラットで奥行きのある荷室を得ている。
適切な運転姿勢が得られる運転席シートリフターを標準装備。リヤシートも左右独立したスライドとリクライニングが可能とした。携帯リモコンを身に付けていれば、ブレーキを踏んでスイッチを押すだけでエンジン始動する「キーレスプッシュスタートシステム」を採用(一部グレードを除く)。軽自動車初となるエアコンの冷風を利用する保冷機能付助手席アッパーボックスなど、使い勝手の良い、豊富な収納スペースを採用している。
安全・環境面では、全車の運転席・助手席にSRSエアバッグを、全車に4輪ABSを標準装備。サイドエアバッグやカーテンエアバッグも一部車両に装備する。歩行者の頭部への衝撃を緩和する、歩行者傷害軽減ボディーを採用した。自然吸気エンジンの2WD車は、「平成17年排出ガス基準75%低減レベル (☆☆☆☆)」と「平成22年度燃費基準+10%」を達成し、グリーン税制に対応している(平成20年3月31日まで)。