Flockは24日 (米国時間)、Firefoxをベースに開発されたソシアルWebブラウザの最新版「Flock 1.0.7」をリリースした。対応プラットフォームはWindowsとLinux、Mac OS Xの3種。現時点で配布されているバイナリパッケージは英語版のみ、日本語版は提供されていない。
Flock 1.0.7では、Netscape 9から直接の環境移行に対応。Windows版では、Windows Vista使用時をのぞき、管理者権限を持たないユーザでもインストールが可能になった。ほかにも、検索用プラグインやFavorites Manager用ショートカットキーの不具合が修正されている。
同日付で更新されたFlockプロジェクトの公式ブログ「Flock Blog...」では、次期バージョン「Flock 1.1」の概要も明らかにされた。
ブログに投稿された記事によれば、Yahoo! MailとGmailに対応したWebメール機能の統合により、URLや写真、映像などのリソースをメールを介し共有できるようになる。Googleが提供するフリーの写真管理ソフト「Picasa」とも統合され、メディアバーおよび写真アップローダボタンからPicasaの機能にアクセス可能になる。Flickrなどオンラインサービス上のリソースをまとめて表示する領域「MyWorld」には、Friend Activityと呼ばれるエリアが追加され、友人が通信可能な状態にあるかどうかのオンラインステータスが表示されるようになるとのこと。
Flock 1.1のパブリックβ版は、2週間以内の公開が予定されている。