フィンランドNokiaは1月23日(現地時間)、同社のデザイン携帯電話である「Prism Collection」の最新機種「Nokia 7900 Crystal Prism」を発表した。今年第1四半期に主要市場で提供を開始する。予想価格は375ユーロ。

Nokia 7900 Crystal Prism

Nokia 7900 Crystal Prismは、昨年8月に発表したデザイン携帯電話「Nokia 7900 Prism」のアップグレード版となる。今回はCrystalという名前の通り、クリスタル(水晶)を思わせるデザインとなった。シームレスなダイアモンドカット・デザインで、デザインに敏感なユーザーをターゲットとした。

デザインでは今回、フランス人アーティストのFrederique Daubal氏とコラボレーションした。中央の決定キーにクリスタル加工を施したのが最大の特徴。これまでのPrismシリーズ同様、刻印加工とレーザーエッチング加工によって幾何学的な模様を演出した、アルマイト処理のアルミ素材を背面カバーに用いている。

49種類のイルミネーションカラーを用意し、自分の好みの色でキーマット部とディスプレイの色を選択できる。不在着信や未読メッセージがあった際は、携帯電話の上部が光ることでユーザーに知らせる。このようなカスタマイズ機能を通して、個性を演出できるという。

ボディはストレート型で、下部の角をとったユニークな6角形となる。正面に有機ELディスプレイを搭載、QVGA解像度で1,600万色表示が可能だ。Daubal氏が構想した壁紙は、オーガニックでモダンなデジタルアートで、同社の専用Webサイトよりさまざまなバリエーションをダウンロードできるという。

携帯電話の機能としては、GSM(850/900/1800/1900)とW-CDMA(850/2100)に対応し、ソフトウェアのユーザーインタフェースは自社のSeries 40 3rd Editionを採用した。2メガピクセルカメラを搭載、内部メモリは1GBで、音楽プレイヤー機能も利用できる。