フィンランドNokiaは1月22日(現地時間)、GSM携帯電話の新製品として「Nokia 2600 classic」と「Nokia 1209」を発表した。新興市場を狙った低価格端末となる。
Nokia 2600 classicは新興市場向けに価格を抑えながら、十分な機能を搭載した1台。主要市場で提供を開始しており、予想販売価格は65ユーロという。
最大の特徴はカスタマイズで、カラフルなXpress-Onカバーを着せ替えられるほか、MP3形式で着信メロディを変更可能。FMラジオ、VGAカメラなどのエンターテインメント機能も搭載した。サイズは109.6×46.7×12mm、重さは73.2g。
Nokiaでは、新興市場においても携帯電話に対し、価格だけではなく自分の個性を演出するものとしてのニーズも高いとしている。
Nokia 1209は廉価モデルで、防塵性など耐久性を強化する機能を備えた。80言語をサポートし、今年第2四半期に世界的に提供を開始する。予想販売価格は35ユーロという。
最大の特徴は電話共有機能。Nokiaによると、新興市場では携帯電話を家族や友人と共有するニーズは高く、同社の調査ではインドとパキスタンでは50%以上、ベトナムでは30%以上が「携帯電話を共有したい」と回答したという。
1209では、電話を共有しやすくするため、最大5ユーザーが利用できる電話帳を搭載した。合計200の電話番号を登録できるという。また、プリペイドチャージ額の利用を追跡するプリペイドトラッカー、コスト追跡アプリケーションなどの管理機能もある。