日本HPは、Blu-ray/HD DVDのコンボドライブに加えてCPUにクアッドコアまで選択可能なBTOデスクトップPC「HP Pavilion Desktop」の新モデルを発売した。ハイエンドな「v7000」シリーズと、エントリー向けの「s3000」シリーズを2モデルずつ計4機種ラインナップする。最小構成価格は、「v7000」シリーズが6万9930円から。「v3000」シリーズは4万9980円からとなる。加えて、タッチスクリーンと地デジチューナーを搭載するオールインワンモデル「HP TouchSmart PC IQ790」シリーズを3機種発表した。こちらは最上位モデルの「IQ796jp」が21万9870円で、2月上旬より発売予定。

ハイエンドシリーズ「v7000」

HP Pavilion Desktop PC v7000

「v7000」はパフォーマンスを重視したシリーズで、「v7380jp/CT」(インテル製CPUを搭載)と、「v7360jp/CT」(AMD製CPUを搭載)のにモデルをラインナップ。CPUはCore 2 Quad Q6600(2.4GHz)や、Phenom 9500(2.2GHz)といったクアッドコアまで選択できる。CPUとチップセット、グラフィックス以外の基本スペックは共通する。さらに、Blu-rayとHD DVD両メディアの読み込みが可能なコンボドライブも搭載可能。DDR2-800のメモリや、750GBの大容量HDDにも対応する。

最小構成時の「v7380jp/CT」のCPUはCore 2 Duo E4500(2.2GHz)で、チップセットはIntel G33 Expressを採用。「v7360jp/CT」はCPUにAthlon 64 X2 4200+(2.2GHz)を採用し、チップセットはnForce 430となる。どちらもグラフィックス機能はチップセット内蔵(BTOにより外付けに変更可能)。メモリは1GBでHDDは160GB。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブを内蔵する。

インタフェースとしては、USB2.0×7や15in1メディアスロットなどを装備。

エントリーシリーズ「v3000」

HP Pavilion Desktop PC v3000

「v3000」は価格を重視したシリーズで、インテル製CPU搭載の「v3340jp/CT」とAMD製CPU搭載の「v3320jp/CT」をラインナップする。「v7000」と同様に、CPUとチップセット、グラフィックス以外の基本スペックは共通。 最小構成時の「v3340jp/CT」のCPUはPentium DualCore E2160(1.8GHz)でチップセットはnForce 630i。「v3320jp/CT」のCPUはSempron 3800+(2.2GHz)でチップセットはnForce 430。どちらもグラフィックス機能はチップセット内蔵。メモリは512MBでHDDは160GB。光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブとなる。

インタフェースとしてはUSB2.0×6や15in1メディアスロットなどを装備する。

一体型タッチスクリーンPC「HP TouchSmart PC IQ790」

HP TouchSmart PC IQ790

直感的な操作が可能なタッチスクリーン式の19型ワイド液晶を搭載した「HP TouchSmart PC IQ790」。5.1chスピーカーやWebカメラを搭載しており、エンタテインメント性の高いモデルだ。最上位機の「IQ796jp」は、500GBのHDDと地デジチューナを内蔵している。

「IQ796jp」のCPUは、Turion 64 X2 TL-62でチップセットはGeForce 6100を採用。メモリは4GBでHDDは500GB内蔵する。グラフィックチップとしてGeForce Go7600を備えている。インタフェースとして、USB2.0×5、IEEE1394×2、8in1メディアスロット×1を装備。そのほか、ワイヤレスLAN802.11a/b/gやDVDスーパーマルチドライブを搭載する。