キヤノン、「IXY デジタル 20 IS」などデジカメ5機種を発売

キヤノンは、コンパクトデジタルカメラの新製品として、IXY デジタル(IXY DIGITAL)シリーズ2機種とPowerShotシリーズ3機種を、2月上旬より順次発売する。価格はいずれもオープン。「IXY デジタル 20 IS」が3月上旬発売(推定市場価格:3万5,000円前後)、「PowerShot A590 IS」が2月下旬発売(2万5,000円前後)、「PowerShot A580」が2月下旬発売(2万2,000円前後)、「PowerShot A470」が2月下旬発売(1万8,000円前後)、IXY デジタル 910 IS シルバーモデルが2月上旬発売(3万6,000円前後)となっている。

今回発表された5機種のうち、「IXY デジタル 910 IS」はシルバーモデルの追加に留まり、機能的には従来機から変更されていない。新製品「IXY デジタル 20 IS」、「PowerShot A590 IS」、「PowerShot A580」、「PowerShot A470」の共通の特長は以下のとおり。

新たに被写体の動きを自動的に検知し、最適なISO感度設定を行なう「モーションキャッチテクノロジー」を搭載。ブレの制御と画質のバランスをカメラが自動で判断する。撮像感度は最高ISO 1600。顔認識機能も装備し、ピント合わせ、露出、ストロボ発光、ホワイトバランス、赤目補正などを、人の顔に合わせて制御する。また、ユーザーが選んだ人物をカメラが自動的に追尾してピントを合わせる「顔セレクト」も用意された。

「IXY デジタル 20 IS」は、スタイリッシュなデザインで人気を博した「IXY デジタル 10」の後継機にあたる。新たに光学手ブレ補正機能を搭載した光学3倍ズームレンズ(35mm判換算38～114mm相当)と、800万画素CCDを搭載。さらに、コントラスト比を向上させ、視認性を高めた2.5型「クリアライブ液晶II」モニターを採用した。また、ボディに発色の良い純アルミ素材を採用し、5色のカラーバリエーションが用意された。

「PowerShot A590 IS/A580」は、2007年発売の「A570 IS/A560」の後継機で、PowerShotシリーズのスタンダードモデル。バッテリーに単3形電池(アルカリ電池/ニッケル水素充電池)を使用するのも特長である。使いやすい光学4倍ズームレンズ(35mm判換算35～140mm相当)を継承し、800万画素CCDを搭載している。11.5万画素2.5型モニター、ピントや表情の確認に便利な「フォーカスチェッカー」、豊富な撮影モードなどを装備。「A590 IS」はワイド/テレコンバーターなどの光学アクセサリーにも対応している。

「PowerShot A470」は、2007年3月に発売された「A460」の後継機で、PowerShotシリーズのエントリーモデルという位置づけ。高精細710 万画素CCDと光学3.4倍ズームレンズ(35mm判換算38～132mm相当)を組み合わせている。液晶モニターは11.5万画素2.5型。バッテリーは単3形電池(アルカリ電池/ニッケル水素充電池)を使用する。