富士フイルムは35mm判換算27~486mm相当の超高倍率ズームレンズを搭載し、最高13.5コマ/秒の高速連写も可能なデジタルカメラ「FinePix S8100fd」を2月下旬より発売する。価格はオープンだが、推定市場価格は5万円前後。
「FinePix S8100fd」は、「FinePix S8000fd」で高い評価を得た18倍ズームレンズに加え、高画素化した有効画素数1000万画素のCCDを採用したデジタルカメラ。35mm判換算で27~486mm相当というワイドレンジをカバーする。
撮像感度は最高ISO6400まで設定できる(最大500万画素)。フル画素(1000万画素)でもISO1600を実現し、CCDシフト式手ブレ補正機能との相乗効果で暗い場所でも手ぶれを抑えて撮影できる。
連写性能は、フル画素では約1.1コマ/秒(連続3コマまで)だが、記録画素数500万画素では6.8コマ/秒(連続33コマまで)、記録画素数300万画素で最大約13.5コマ/秒(連続33コマまで)の高速連写モードを搭載する。高速連写で撮影した画像は約10コマ/秒で高速再生できる。
液晶モニターは23万画素2.5型。視野角拡大の効果が得られるフィルムも装備する。ファインダーは表示速度60フレーム/秒で表示する約23万画素0.24型の液晶ビューファインダー。また、カメラの電源は旅先でも入手しやすい単3形電池(アルカリ、ニッケル水素)となっている。
新たな撮影機能として「ズームアップ3枚撮り」「ねらい撮りズーム」を搭載した。「ズームアップ3枚撮り」は一度のシャッターで等倍/1.4倍/2倍の3段階で記録できる。「ねらい撮りズーム」は、望遠機能を使用した際に被写体をより追いやすくするもの。また、好評の顔検出機能「顔キレイナビ」も装備する。
FinePix S8100fdの主な仕様は以下のとおり。有効1,000万画素1/2.3型正方画素CCD、焦点距離4.7~84.2mm(35mm判換算27~486mm相当)、撮像感度:オート/ISO64~6400(ISO3200・6400は最大500万画素)、約23画素2.5型アモルファスシリコンTFTカラー(広視野角タイプ)、記録メディア:xDピクチャーカード/SD・SDHCメモリーカード、内蔵メモリー約58MB、サイズ:111.3(W)×78.2(H)×79.3(D)mm、重量:約405g(本体のみ)/約500g(電池・メモリーカード含む)。