富士フイルムは、FinePix誕生10周年記念モデルとして、28~140mmの5倍ズームレンズを搭載した有効1200万画素のデジタルカメラ「FinePix F100fd」を3月中旬より発売する。価格はオープンだが、推定市場価格は4万5,000円前後

FinePix F100fd ※シルバー

「FinePix F100fd」は「FinePix F」シリーズの最新・最上位モデルにあたる。最新の有効1200万画素「スーパーCCD ハニカムVIII HR」と「リアルフォトエンジンIII」を搭載し、従来に比べて約4倍広いダイナミックレンジを実現。最高感度ISO 12800も可能とした(記録画素数は最大300万画素。フルサイズでの撮影が可能なのはISO3200まで)。CCDシフト式の手ブレ補正機能も搭載する。レンズも新開発のもので、ワイド端28mm相当の撮影が可能なフジノン5倍ズームレンズ(28~140mm相当)。液晶モニターは約23万画素2.7型を使用する。

F100fdに搭載された顔検出機能「顔キレイナビ」は、最短0.036秒の高速な検出を実現したほか、「FinePix F50fd」で高い評価を得た広範囲の顔検出をさらに拡大し、正面の顔、横顔、斜め顔だけでなく、上下逆向きの顔など360 °検出を可能にした。そのほか、記録した画像を秒10コマの速さで再生する機能や、一度に100コマの画像を液晶モニター上に表示する「マイクロサムネイル」機能を採用した。

通常連写は最短約1.7コマ/秒間隔で連続3コマまでだが、高速連写(記録画素数300万画素)では最短約5コマ/秒間隔で連続12コマまで撮影できる。また、シャッターボタンを離した直前の3コマまで保存する高速サイクル連写も可能(高速サイクル連写では最短約5コマ/秒間隔、直前の12コマまで)。

ボディは曲線を活かした「ナローシェープデザイン」とし、高いデザイン性と手に馴染みやすい安定感を両立。カラーはダークシルバーとブラックの2種類をラインアップする。また。別売で、許容水深40mの防水プロテクター「WP-FXF100」も発売される(2万6,250円)。

F100fdの主な仕様は以下のとおり。有効1,200万画素1/1.6型スーパーCCDハニカムHR、焦点距離6.4~32mm(35mm判換算28~140mm相当)、撮像感度:オート/ISO100~12800(ISO6400以上は最大記録画素数300万画素)、約23万画素2.7型アモルファスシリコンTFTカラー液晶モニター、記録メディア:xDピクチャーカード/SD・SDHC メモリーカード/内蔵メモリー約57MB搭載、サイズ:97.7(W)×58.9(H)×23.4(D)mm、重量:約170g(本体のみ)/約190g(バッテリー・メモリーカード含む)。

FinePix F100fd ※ブラック

F100fd 背面 ※シルバー