ペンタックスは24日、同社デジタル一眼レフカメラ用の交換レンズ5機種を発表し、ラインナップを強化する。「smc PENTAX-DA★ 300mm F4ED [IF]SDM」が3月下旬発売(16万円台後半)、「smc PENTAX-DA★ 200mm F2.8ED [IF]SDM」が2月7日発売(13万円台半ば)、「smc PENTAX-DA 35mm F2.8 Macro Limited」が3月中旬発売(5万円台半ば)、「smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6 AL II」が2月下旬発売(2万円台後半)、「smc PENTAX-DA 55-300mm F4- 5.8 ED」が3月下旬発売(4万円台前半)。( )内はすべて推定市場価格。
「smc PENTAX-DA★ 300mm F4ED [IF]SDM」は、35mm判換算で焦点距離460mm相当の画角となる単焦点望遠レンズ。第2・第5レンズにED(特殊低分散)ガラスを使用し、色収差を極限まで減らしている。また、レンズ名の「★(スター)」は高性能を追求した、同社の上位レンズ群のみに付けられる名称。レンズ構成は6群8枚、絞り羽根枚数は9枚、最小絞りはF32、フィルター径はφ77mm、最短撮影距離は1.4m、最大倍率0.24倍、サイズはφ83×184mm、重量は1,070g(フード別)。
「smc PENTAX-DA★ 200mm F2.8ED [IF]SDM」は35mm判換算で焦点距離307mm相当の画角となる単焦点望遠レンズ。開放絞り値がF2.8と明るく、室内でのスポーツ撮影や舞台撮影、背景のボケを活かしたポートレート撮影などに向いている。第2・第3レンズにEDガラスを使用する。レンズ構成は8群9枚、絞り羽根枚数は9枚、最小絞りはF22、フィルター径はφ77mm、最短撮影距離は1.2m、最大倍率0.20倍、サイズはφ83×134mm、重量は825g(フード別)。
「smc PENTAX-DA 35mm F2.8 Macro Limited」は数値評価だけでなく、実写性能や"レンズの味"にこだわって設計したレンズ。レンズ鏡胴やフード、キャップまでアルミ削り出し素材を使用している。また、同社のリミテッド(Limited)シリーズとして初のマクロレンズでもある。後群分離型フォーカシング(FREE)による収差補正、約3cmのワーキングディスタンス、汚れに強いSPコーティングなど特長は多い。また、このレンズはトキナーと共同で開発・設計が行なわれた。レンズ構成は8群9枚、絞り羽根枚数は9枚、最小絞りはF22、フィルター径はφ49mm、最短撮影距離は0.139m、最大倍率1.0倍、サイズはφ63×46.5mm、重量は215g(フード内蔵)。
「smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6 AL II」はコンパクト設計の標準ズームレンズ。35mm判換算で焦点距離27.5~84mm相当の画角になる。異常低分散ガラスを使用した最新の光学系で、1000万画素以上の高画素カメラでも十分に対応する解像力を実現している。レンズ構成は8群11枚、絞り羽根枚数は6枚、最小絞りはF22~38、フィルター径はφ52mm、最短撮影距離は0.25m、最大倍率0.34倍、サイズはφ68×67.5mm、重量は220g(フード別)。
「smc PENTAX-DA 55-300mm F4- 5.8 ED」はコンパクト設計の望遠ズームレンズ。35mm判換算で焦点距離84.5~460mm相当の画角になる。光学系にEDレンズを2枚使用し、色収差を良好に補正している。レンズ構成は8群12枚、絞り羽根枚数は6枚、最小絞りはF22~32、フィルター径はφ58mm、最短撮影距離は1.4m、最大倍率0.28倍、サイズはφ71×111.5mm、重量は440g(フード別)。