E02SA(三洋電機製)

インフォーエスとKDDIは23日、無線LAN対応au携帯電話「E02SA」(三洋電機製)を活用したIP電話ソリューションについて、両社で協業していく事で合意した。インフォーエスは中小・中堅企業向けのIP-PBX「e-MOIPEX」で多くの導入実績があり、両社が協業することで、中小・中堅規模の企業に対しても固定/携帯融合サービスの導入促進を図りたい考え。

KDDIでは、社内では無線LAN対応のVoIP内線電話として、外出時にはau携帯電話として利用できる、au初の無線LAN対応携帯電話「E02SA」を2006年7月から提供している。今回の合意によりインフォーエスは、「e-MOIPEX」とE02SAの接続が可能なパッケージ商品「e-MOIPEX Mobile Pack」を2月から提供する。

e-MOIPEX Mobile Packには、E02SAとゲートウェイ機能、SIPサーバ機能等、各種の機能を搭載したIP-PBX機に加えて、無線LANアクセスポイント、リモート保守サービスなどが含まれる。「e-MOIPEX」を既存のPBX(ISDN接続)、IP-PBX(IP接続)に接続して、「E02SA」を収容するモバイルゲートウェイとしても利用ができる。

今後両社は、e-MOIPEX Mobile Packなど、E02SAを活用したIP電話ソリューションを積極的に提案し、ユーザーのオフィス環境改善を支援していくとしている。またKDDIは、au携帯電話サービスはもとより、IPテレフォニーソリューションと親和性の高い「光ダイレクト」「メタルプラス」などの固定系電話サービスの販売を一層推進するとしている。

e-MOIPEX Mobile Packの導入イメージ

なお、KDDIでは、同端末を利用した内線ソリューションを「OFFICE FREEDOM」として、機器ベンダーなどのパートナー企業との協業により提供している。今回の協業により、インフォーエスがOFFICE FREEDOM認定パートナーとなったこととなる。