フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、2006年春にフルモデルチェンジした「パサート(Passat)」および「パサート ヴァリアント(Passat Variant)」に、直噴+ターボチャージャーの新しい1.8L(リッター)TSIエンジンを搭載したグレードを設定し、2月5日より販売を開始する。価格は、パサートが329万円、パサート ヴァリアントが345万円。
新開発の1.8L TSIエンジンを搭載するモデルは、「パサートTSIコンフォートライン」、「パサート ヴァリアントTSIコンフォートライン」と呼ばれ、それぞれ従来の「パサート2.0」、「パサート ヴァリアント2.0」に代わるモデル。どちらも6速AT(オートマチックトランスミッション)、右ハンドル仕様となる。
1.8L TSIエンジンは、同社のガソリンエンジン「TSI」ファミリーに属するもので、直噴1.8Lエンジンにインタークーラー付ターボチャージャーを組み合わせ、マルチポート高圧インジェクター、鋳鉄製クランクケース組み込みのバランサーシャフト、チェーンドライブなどの採用により、燃焼効率や静粛性、音響特性を向上させ、コンパクト化を実現した。最高出力118kW (160PS)、最大トルク250Nm (25.5kgm)と、従来の2.0L FSIエンジンより大幅に性能が向上。燃費性能に関しても、6速オートマチックトランスミッションとの組み合わせにより10.8km/L(10・15モード)と、ほぼ従来同等となっている。
装備面では、タイヤ空気圧警告灯を追加し、ヴァリアントではルーフレールをブラックからクロームに変更。また、オプションとして、今回のモデルを皮切りにフォルクスワーゲンAG開発による新型ナビゲーションシステム「RNS 510」が設定される(価格294,000円)。