米Appleは1月22日(現地時間)、2008年度第1四半期(2007年10-12月)決算を発表した。iPodに一時の爆発的な伸びが見られなくなったものの、Macの出荷台数が前年同期比44%増の伸びを記録するなど好調なホリディシーズンを経て、売上および収益が過去最高となった。
第1四半期の売上高は96億800万ドルで、前年同期比35%増、前期比55%増だった。このうち米国以外からの売上が全体の45%を占めた。純利益は15億8,000万ドル(希薄化後の1株あたりの利益は1.76ドル)。前年の同時期は10億400万ドル(同1.14ドル)だった。
Macの出荷台数は231万9,000台。前年同期比44%増、前期比7%増と、07年度第4四半期の過去最高記録をさらに更新した。製品カテゴリ別では、iMac、eMac、Mac mini、Mac Pro、PowerMac、Xserveなどが含まれる「デスクトップ」の出荷台数が97万7,000台で、前年同期比53%増、前期比20%増。MacBook、iBook、MacBook Pro、PowerBookなどが含まれる「ポータブル」が134万2,000台で、前年同期比38%増、前期から横ばいだった。地域別では欧州の伸びが顕著で、前年同期比44%増となる70万5,000台だった。アメリカスは同35%増の84万1,000台。日本は同30%増の9万1,000台だった。
「周辺機器およびその他のハードウエア」は売上高3億8,200万ドルで、前年同期比29%増、前期比10%増。「ソフトウエア、サービスおよびその他」は売上高6億2,800万ドルで、前年同期比81%増、前期比46%増。Appleは07年10月26日にMac OS X Leopardを出荷した。
iPodの出荷台数は2,212万1,000台で、前年同期比5%増だった。iPhoneの出荷台数は231万5,000台で、前期比107%増。iTunes Storeの売上やiPodサービス、iPodアクセサリなどが含まれる「音楽関連製品/サービス」の売上高は8億800万ドルで、前年同期比27%増、前期比34%増だった。
2008年度第2四半期についてCFOのPeter Oppenheimer氏は、売上高68億ドル前後、希薄後1株あたり0.94ドル前後の利益を予測している。