松下電器産業は、ストラーダシリーズのメモリータイプPND「CN-MP50D」を発表した。発売は2月12日で、価格はオープン。推定市場価格は7万円前後。

国内向けとしては同社初のPND「CN-MP50D」。ワンセグチューナーも搭載する

同製品は、国内市場向けとしては、同社初のメモリータイプPND。OSにはWIndows CEを採用しており、地図や検索情報などは、2GBのSDメモリーカードに収録されている。ディスプレイはタッチパネル式の5V型液晶(480×272画素)。

メニュー構成などのUIは、ストラーダシリーズのHDDナビを踏襲しているうえ、「4ルート同時検索」「オートリルート」「音声案内」など高度なナビ機能も装備する。

また、昨年6月にスタートした「おでかけストラーダ」(PC版)にも対応。これにより、最新のスポット情報を検索できる「おでかけスポット」、検索した場所を目的地や経由地にしたルートをあらかじめ作成する「おでかけプラン」といった機能を使用可能だ。なお、同製品には、PCと接続するためのUSBポートや外部機器を接続するための入力端子などは装備されておらず、外部とのデータのやり取りはSDメモリーカードで行う形となっている。SDメモリーカードにデジタルカメラで撮影した写真データを入れれば(SDメモリーカードの空き容量の範囲内で)、CN-MP50Dでスライドショー表示を行ったり、起動画面として利用することも可能だ。

また、ワンセグチューナーも搭載。ストラーダシリーズとしては初めての、ワンセグチューナーのみを搭載したモデルということになる。ストラーダシリーズは、4アンテナ/チューナーへの早い対応や、VIERAシリーズの映像エンジンの採用など、高画質路線を貫いてきた。同社によると、PNDの小さい画面では、12セグチューナーを搭載してもあまり効果が期待できないということで、例外的にワンセグのみの搭載に踏み切ったという。もちろん、PND以外では、今後とも高画質路線を追求していくとのことだ。