日立製作所は、フルハイビジョン撮影に対応したハイブリッドブルーレイカム「DZ-BD9H」、ハードディスクカム「DZ-HD90」、SD画質で撮影を行うハイブリッドカム「DZ-HS903」「DZ-HS803」を発表した。発売日、価格などは表の通り。

フルハイビジョン撮影が可能なハイブリッドカム「DZ-BD9H」とハードディスクカム「DZ-HD90」

DZ-BD9Hは、8月に発売された「DZ-BD7H」の上位モデルとなるハイブリッドカム。BD/DVDドライブとHDDを内蔵しており、DVD以外のメディアにはフルHDでの撮影が可能だ(DVDにはSDのみ)。内蔵HDDは、DZ-BD7Hの30GBから60GBに容量アップしている。

DZ-HD90は、同社としては初めてとなるHDDのみを内蔵したフルハイビジョンカム。HDDの容量はDZ-BD9Hと同じ60GB。

ハイビジョンでの撮影モードは、1920×1080画素ののHX(約15Mbps)、1440×1080画素のHF(約11Mbps)、HS(約7.5Mbps)が使用可能。記録形式はMPEG-4 AVC/H.264形式。

なお、DZ-BD9Hでは、本体のみでHDDからBD/DVDへのダビングが可能だ。使用可能なディスクは8cmのBD-R/REとDVD-RAM/RW/R。DVD-RAM/RW/Rへダビングを行う際にはSD画質へ変換される。一方のDZ-HD90は、eSATA接続のBDドライブを接続することで、PCレスでのダビングが可能となっている(アイ・オー・データ機器「BRD-UXH6」で動作検証)。

USBポートも装備されており、PCでの動画の編集やディスクも可能。付属ソフトは「ImageMixer 3 HD Edition for HITACHI/for BDカム」。Windows XP SP2、Vistaに対応する。

高輝度モニターの搭載で、明るい戸外での撮影を楽にした、SD画質のハイブリッドカム「DZ-HS903」「DZ-HS803」

DZ-HS903/803は、DZ-HS503/403の後継モデルとなるSD画質のハイブリッドカム。DVD-RAM/RW/RとDVD+Rに対応した8cmDVDドライブとHDDを搭載する。HDDの容量はDZ-HS903が30GBでDZ-HS803は8GB。それぞれFINEモードで11時間/3時間、最長約23時間/6時間の撮影が可能だ。HS-503/403からの変更点は高輝度液晶モニターの搭載。2.7V型の液晶モニターは従来よりも約1.4倍の明るさをもち、屋外での撮影時に威力を発揮する。

型名 発売日 価格 予想市場価格
DZ-BD9H 2月12日 オープン 18万円前後
DZ-HD90 3月3日 オープン 14万円前後
DZ-HS903 2月7日 オープン 11万円前後
DZ-HS803 2月7日 オープン 9万円前後