東芝は、企業向けのモバイルPC「dynabook SS」の新製品として、「dynabook SS RX1」と「dynabook SS M41」を発表した。RX1は、光学ドライブを搭載しながら、重量わずか848g(SSD選択時)という軽量モデル。M41は豊富なメディアスロットを搭載した拡張性の高いモデルだ。

軽量ノート「dynabook SS RX1」

dynabook SS RX1

光学ドライブと12.1型ワイド液晶に加え、HDDの代わりに64GBのフラッシュメモリドライブを搭載した1スピンドルモデルでは、重量わずか848g。80GBのHDD搭載の2スピンドルモデルでも959gと鞄に入れても違和感がほとんどない軽量さがウリ。バッテリ動作時間は、バッテリパック2900装着時は約6.2時間で、バッテリパック5800装着時は約12.5時間。この重量とバッテリ持続時間は、12.1型ワイド液晶搭載の1kg以下のPCとしては世界最軽量、最長駆動時間(同社調べ)となる。サイズは、約283.0(W)×215.8(D)×19.5~25.5(H)mm。スリムながら、100kgfの面加圧テスト、75cm落下テスト、水・コーヒー・コーラなどの浸水テストにもクリアするタフなボディを持つ。

CPUとチップセットは、超低電圧版Core 2 Duo U7600(1.20GHz)とモバイル Intel 945GMS Expressを採用している。メモリは1GBで、最大2GBまで増設可能。マスストレージドライブとして、80GBのHDDの代わりに64GBのフラッシュメモリドライブを選択できる。

光学ドライブには、DVDスーパーマルチドライブを装備。これは搭載の有無を選択でき、無しの場合はさらに80gの軽量化が可能だ。

液晶は1280×800ドットの12.1型ワイド。半透過型タイプで、バックライトをオフにすれば屋外などの周囲が明るい場所でも映像が見やすくなる。

インタフェースとしては、USB2.0×3、IEEE1394×1などを備える。Type IIのPCカードスロットは1基搭載。SD(SDHC)メモリーカードにも対応する。さらに、ネットワーク端子として、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tの有線LANと、IEEE802.11a/b/gの無線LANの端子をそれぞれ備える。

各種スペックを変更できるカスタムメイドサービスに対応したモデルもあり、こちらは34万1460円から。

拡張性能の高い「dynabook SS M41」

dynabook SS M41

美しい白いボディに使いやすい13.3型ワイド液晶を装備する。

CPUにはCore 2 Duo T7250(2.0GHz)を、メモリは512MBを備える。HDDは80GBを内蔵しており、これらのスペックはカスタムメイドサービスにより変更が可能。

インタフェースは、USB2.0×3、IEEE1394×1などを搭載。カードスロットはPCカード(Type II)×1。メディアスロットとして、SD(SDHC)メモリーカード、xD-ピクチャーカード、マルチメディアカード、メモリースティック(標準/Duo/PRO)に対応する。

重量は約1.9kgで、サイズは約310(W)×227(D)×30.2~34(H)mm。バッテリ動作時間は約5時間となっている。