その年の最低の映画を決める第28回ゴールデン・ラズベリー賞(以下ラジー賞)のノミネート作品が発表された。最悪作品賞を含む9部門にノミネートされたのはアルコール依存症、コカイン吸引写真流出、飲酒運転など何かと話題のつきないリンジー・ローハン。そして今月1日に挙式し、その後二週間で破局という記録を打ち立てたエディ・マーフィーが5部門にノミネートされ、最有力対抗馬の位置に付けている。
ラジー賞はアカデミー賞授賞式の前日にあたる2月23日に発表される。
最悪映画賞
リンジー・ローハンが一人二役を体当たり演技で挑んだホラー『I Know Who Killed Me』、エディ・マーフィーが一人三役をこなした『マッド・ファット・ワイフ』などがノミネート。『Bratz』は米国MGA社が製造・販売している同名の人形を題材に映画化した作品。人形の人気はスゴイらしいが、映画まで、となるとそうはいかないようだ。
最悪主演男優賞
- ニコラス・ケイジ : 『ゴースト・ライダー』『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』
- ジム・キャリー : 『ナンバー23』
- キューバ・グッディング・ジュニア : 『Daddy Day Camp』『マッド・ファット・ワイフ』
- エディ・マーフィー : 『マッド・ファット・ワイフ』
- アダム・サンドラー : 『I Now Pronounce You Chuck & Larry』
最悪映画賞に続き、こちらにもノミネートされてしまったエディ・マーフィー。また、コメディキングのジム・キャリーが頑張ったサスペンスも散々な結果に。
最悪主演女優賞
- ジェシカ・アルバ : 『Awake』『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』『Good Luck Chuck』
- エリシャ・カスバート : 『キャプティビティ』
- ダイアン・キートン : 『恋とスフレと娘とわたし』
- リンジー・ローハン : 『I Know Who Killed Me』の一人二役で2回ノミネート
- ローガン・ブロウニング、ジャネル・パリッシュ、ナタリア・ラモス、スカイラー・シェイの4人ひとまとめ : 『Bratz』
リンジー・ローハン、不名誉のダブルノミネート! 『24』でジャック・バウアーの娘のキンバリー役で一躍名を馳せたエリシャ・カスバートの勝負作も。
最悪助演男優賞
- オーランド・ブルーム : 『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
- ケヴィン・ジェームズ : 『I Now Pronounce You Chuck & Larry』
- エディ・マーフィー : 『マッド・ファット・ワイフ』
- ロブ・シュナイダー : 『I Now Pronounce You Chuck & Larry』
- ジョン・ヴォイト : 『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』『トランスフォーマー』
最悪助演女優賞
- ジェシカ・ビール : 『I Now Pronounce You Chuck & Larry』
- カルメン・エレクトラ : 『鉄板英雄伝説』
- エディ・マーフィー : 『マッド・ファット・ワイフ』
- ジュリア・オーモンド : 『I Know Who Killed Me』
- ニコレット・シェリダン : 『Code Name: The Cleaner』
最悪カップル賞
- ジェシカ・アルバ&ヘイデン・クリステンセン : 『Awake』
- ジェシカ・アルバ&デイン・クック : 『Good Luck Chuck』
- ジェシカ・アルバ&ヨアン・グリフィズ : 『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』
- リンジー・ローハン&リンジー・ローハン : 『I Know Who Killed Me』
- 『Bratz』の全ての組み合わせ : 『Bratz』
ジェシカ・アルバは怒涛の3作品でノミネート。一人二役も頑張ってしまったのが裏目に出たのか、リンジー・ローハンは自分の演じた役同士の組み合わせで選ばれてしまった。
最悪リメイク、パロディ賞
最悪序章or続編賞
最悪監督賞
- デニス・デュガン : 『I Now Pronounce You Chuck & Larry』
- ローランド・ジェフ : 『キャプティビティ』
- ブライアン・ロビンス : 『マッド・ファット・ワイフ』
- フレッド・サベージ : 『Daddy Day Camp』
- クリス・シルバーストン : 『I Know Who Killed Me』