ビー・エム・ダブリューは、BMWモトラッド(Motored:二輪部門)の「R1200GS」と「R1200GSアドベンチャー(Adventure)」の仕様を一部変更し、2月12日より発売を開始する(納車は4月以降を予定)。また、オフロード走破性を高めるオプション装備を施した発売記念モデルを各200台限定で発売する。価格は199万4,000円から241万6,500円。
「R1200GS」と「R1200GSアドベンチャー」は、オフロード大排気量ツアラーとしてロングセラーを誇るモデル。R1200GSはオフロード・オンロードを問わない長距離ツーリングモデルとして、R1200GSアドベンチャーは、国境を越えて走り続ける本格的なエンデューロモデルとして高い人気を得ている。
今回のモデルチェンジではエンジンの改良を施し、最高出力が5ps向上(105ps・130Nm)。合わせてギア比の変更により高回転域における加速力向上、低・中回転域でのトラクションを増大させた。ブレーキでは、ハンドブレーキレバーを操作するとフロントとリア、フットブレーキペダルを操作するとリアを制動するパーシャリーインテグラルタイプのABS(アンチロックブレーキシステム)を標準で装備する。また、グリップヒーターも標準装備となった。
エンデューロモデルとしては初めて、エンデューロ用電子調整式サスペンション(ESA)が工場オプションで提供される。オンロード走行とオフロード走行を区別し、スプリングレートやサス設定などが細かく調整できるようになった。また、「R1200GSアドベンチャー」の日本仕様は1速ギアがショートな設定となっており、タイトで難しい地形を走行する際に便利な仕様となっている。
限定200台の発売記念モデルは、オフロード走破性を高めるオプションが装備されたもの。両モデル共通として、クロームエグゾースト、エンデューロ用電子調整式サスペンション(ESA)、エンデューロ用ASC(オートマチック・スタビリティー・コントロール)が装備され、さらに「R1200GS 発売記念モデル」にはオンボードコンピューターが、「R1200GSアドベンチャー 発売記念モデル」には、パニアケースホルダーが搭載される。