フォード・ジャパン・リミテッドはアメリカンスペシャルティカー「マスタング(Mustang)」の機種体系や装備内容を見直し、V6シリーズは新たにコンバーチブルをラインアップした。価格は390万円から530万円。V6シリーズは1月23日より発売、V8 GTシリーズは5月中旬より発売の予定。
「マスタング」はその大胆なスタイリングとパワフルなエンジンなどで、1964年に米国で発売されて以来、世界中で人気を博したスペシャリティカー。
4.0L(リッター)エンジン搭載のV6シリーズは、マスタングのエントリーモデルに位置づけられている。従来のクーペに加え、今回コンバーチブルが日本へ投入されることになった。また、米国でオプションとして販売されているポニーパッケージ(1965年モデルをイメージしたフロントグリルなどの外装パッケージ)を標準装備した。
4.6LのV8 GTシリーズは、マスタングの伝統を強く受け継いだハイパワーモデル。今回、1960年代後半に人気を博した外装色ダークキャンディーアップルレッドを採用。また昨年の限定車で好評を得たビスタブルーも追加した。合わせて、シートヒーターなどの快適装備も充実させている。
共通の改良点としては、シートのクッション材に大豆を原料とした素材を採用した。これは石油原料の素材と比較し、生産時のエネルギーや二酸化炭素(CO2)排出量を削減でき、最大24%の資源再生が可能としている。
フォード・ジャパンは、マスタングをフォードブランドのコンセプトである"Make Every Day Exciting"を具現化する中核車種として位置づけており、今回のマスタングの商品力の強化とともに、日本におけるフォードブランドの存在感向上を目指す。合わせて1月26日から3月31日まで、"Road to Freedom"の名でキャンペーンを展開し、この期間中、3車種の新型車・限定車を毎月発表するが、今回のマスタング発表はその第1弾となる。