三洋、空気の力で洗濯する「AQUA」 - 3世代目は洗濯槽内で水を浄化

三洋電機はドラム型洗濯乾燥機「AQUA」の新モデル「AWD-AQ3000」を発表した。発売は2月下旬で、価格は28万3,500円。

高い節水能力と、オゾンすすぎで洗浄力がアップした第3世代「AQUA」(AWD-AQ3000)

同製品はAQUAシリーズの3世代目となるモデル。最大の特徴となっているのが、洗濯槽内で水へオゾンを浸透させることが可能となった点だ。これにより、すすぎ運転の際に、オゾンを発生させることで、汚れを分解する「オゾンすすぎ」機能を実現している。従来、洗濯力を高めるには、洗濯時に大きなパワーをかけていたが、そうすると、衣類へのダメージも増すことになる。それに対して、同製品では、すすぎ時にも汚れを落とすことが可能となり、衣類の傷みを抑えながら、より、洗濯力がアップしたとしている。さらにオゾンすすぎを行うことで、洗濯槽などでのカビの発生も抑えられるという。

従来機では、風呂の残り水や最終すすぎに使用された水を本体内のタンクに溜め、そこでオゾンを加えて浄化する「アクアループ」機能が搭載されていた。これが新モデルでは洗濯槽内で水を浄化させる「アクアループダイレクト」となっている。これにより、風呂水を使用した場合、洗濯に使用する水道水の量は僅か7L。また、水道水のみを使用した場合でも、洗濯では75L(9kgの場合)、洗濯から乾燥まで行った場合74L(6kgの場合)という少ない使用水量を実現している。浄化タンクをなくしたことで、本体の高さも、従来機よりも約9cm低くなった。

オゾンの力で洗う「エアウォッシュ」機能は、「エアウォッシュ3.0」にバージョンアップしている。従来からの変更点は、エアウォッシュを行う時間を調整するためのジョグダイヤルの搭載。10分～60分で、10分単位でエアウォッシュを行う時間を指定可能だ。