ウィルコムは21日、音声通話向けPHSの新製品として「HONEY BEE(WX331K)」(京セラ製)を発表した。新サービスの「デコラティブメール」に対応し、HTMLを利用した装飾付きメールの送受信が行える。5色のカラーバリエーションが用意され、ホワイト・ブラック・ピンクは2月下旬より、イエロー・ブルーは3月中旬より販売開始する予定。

鮮やかな5色展開の「HONEY BEE」

ウィルコムの音声通話向け機種としては最も薄い厚さ約9.9mmの本体と、鮮やかなカラーリングなど遊び心のあるデザインが特徴。重量も約73gと軽量になっている。ディスプレイは2インチのQVGA(240×320ドット)液晶を搭載する。

発信ボタンが受話器の形になっているなど遊び心のあるデザイン。数字キーも数字部分が立体的に成形されている

左側面に平型ヘッドフォン端子とUSB端子

右側面にはスライド式のキーロックスイッチ

頭の部分には赤外線通信ポートを搭載

Javaアプリケーションの実行環境が無いこと以外、ソフトウェアの機能は同時発表された「WX330K」とほぼ同じ。文字の色や大きさ、アニメーション、画像などでメール本文を装飾できるデコラティブメールにPHSとしては初めて対応するほか、電話帳データを転送できる赤外線通信機能、通話中にかかってきた電話をお知らせ音と名前表示で通知する通話中着信表示機能、フルブラウザのOpera Ver.7.2EXなどを搭載する。

シンプルな待ち受け・メニュー画面。機種名の通り、ミツバチのキャラクターをテーマにしている

高度化通信方式のW-OAMに対応するほか、USBケーブルでPCと接続してのデータ通信も可能。台湾・タイとの国際ローミングにも対応する。なお、シンプル・コンパクトさを追求するため、WX330Kには搭載されているカメラ、サブディスプレイ、microSDカードスロットがそれぞれ省かれ、音声通話やメール送受信の定額サービスを使うための"2台目需要"をターゲットとした構成となっている。

サイズ 約42×120×9.9mm
重量 約73g
連続待受時間 / 連続通話時間 約610時間 / 約7時間
メインディスプレイ 2.0インチQVGA(240×320ドット)
ホワイト / ブラック / ピンク / イエロー / ブルー