映画『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』の初日舞台挨拶が19日、都内で行われ、主演の市原隼人と関めぐみを筆頭に、浅利陽介、三浦春馬、チェーンソー男、北村拓司監督が出席した。

舞台挨拶に登場した面々。左からチェーンソー男、三浦春馬、浅利陽介、市原隼人、関めぐみ、北村拓司監督

『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』は異色の青春アクション映画。謎のチェーンソー男と戦い続ける制服姿の美少女・雪崎絵里と、彼女を守ろうとする山本陽介を軸に、リアルな10代の感情や姿、そしてチェーンソー男との激しい戦いなどが描かれる。

"ひきこもり作家"として知られる滝本竜彦の小説を見事に映像化

まずは北村監督が「この4人を活き活きと描きたかった」とコメント。主人公の高校生・陽介を演じた市原は「身近な人を失い、ダラダラと過ごす陽介の心情は、自分の高校時代にも重なる部分が多かったです」と自身の役柄について語った。チェーンソー男と戦う女子高生・絵里を演じた関は「激しいアクションシーンの撮影が印象に残っています」とコメント。

本作以降も『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』、『神様のパズル』(共に2008年公開予定)など主演作が続く市原

本作でワイヤーアクションを初体験した関。ナイフ、木刀など様々な武器を駆使して戦う

主演のふたりに続き陽介の親友・渡辺を演じた浅利が「監督に『自由にやって』と言われて、少し自由に演じすぎたかもしれません(笑)」と劇中の渡辺同様に飄々と語れば、事故死する陽介の友人・能登を演じた三浦は「この作品のため、初めて髪を金髪にしました」と役柄同様クールに語る。

最後まで一言の発言もなく、劇中同様に不気味な姿を見せたチェーンソー男も登場した舞台挨拶。最後は北村監督が「原作はもの凄いエンターテイメント。それをちゃんと映画化したかった」と作品への思いを語った。

『ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ』はシネ・リーブル池袋ほかで全国ロードショー中

(C)ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ製作委員会