2007年に開催されたCAPCOM GAMER'S DAYで発表となった、PS3/Xbox 360/PC向けのアクションゲーム『バイオニック コマンドー』が、北米、欧州に続いて日本でも発売されることが決定した。そこで今回は、ゲームの概要をスクリーンショットとムービーでチェックしていこう。
『バイオニック コマンドー(BIONIC COMMANDO)』は、1988年にワイヤーを駆使した斬新なアクションで話題となった家庭用ゲーム『ヒットラーの復活』を、次世代機向けに進化させたもの。まさに20年ぶりの完全リニューアルとなる。製作はPC版『Tom Clancy’s Ghost Recon:Advanced Warfighter』シリーズの開発を手がけたスウェーデンのゲームデベロッパー、GRINが担当している。
<STORY>
謎の軍事国家がプロトタイプ爆弾であるウィザラー爆弾をFSA(アメリカ連邦国)の主要都市であるアセンションシティに投下した。街は一瞬にして壊滅、敵はすぐに対空砲台を配備し、完全に街を制圧した。情報によるとこの敵は、10年前にFSAを攻撃した帝国軍の残党とFSAに対して恨みを抱いているバイオニック軍の仕業らしい。この緊急事態に、T.A.S.C.(FSAの秘密機関でバイオニック技術をメインに研究している機関)の指揮官「スーパー・ジョー」ことジョセフ・ギブソンはFSAのトップに名案を持ち込む。それは反逆罪で投獄されている"ある男"を釈放し、単独で敵陣へ送り込み壊滅させるという、大胆な作戦であった……。
このゲームの主人公は、「ネイサン "R.A.D" スペンサー」。バイオニックプロジェクトのスーパーバイザーである「スーパー・ジョー」ことジョセフ・ギブソンの元で活躍する一流の戦士。コードネームは「R.A.D」(ラッド、研究開発を意味するResearch And Developmentの略)。
ネイサン "R.A.D" スペンサーは、TASC特殊部隊の元諜報員。国家への反逆を謀った罪と4件の第1級殺人罪で起訴されたことにより不名誉除隊となる。不当な罪に異議を唱えるが、必死の訴えの甲斐も無く有罪となり、死刑判決を言い渡される。今は処刑を待つ身となっている。しかし、ジョセフ・ギブソンの提案により激戦の舞台に再び降り立つことになった…… |
『バイオニック コマンドー』で鍵となるアイテムが主人公の装着する"バイオニックアーム"。バイオニックアームから発射されるワイヤーをフックすることであらゆる場所を移動することができる。スイング状態や上昇、下降、さらに攻撃など、自由度の高いアクションが楽しめるのだ。
バイオニックアームは、現代における生体工学技術の分野で、人間の腕に取り付けることに成功し、かつ意のままに制御できた、初めてのテクノロジー。アメリカ連邦国(FSA)の軍諜報機関TASC(戦略的軍備および安全保障委員会)によって開発されている。思いも寄らぬ新技術の成功で、脚や身体の他の部位への対応も可能としたバイオニック・パーツも完成。それらの技術によって強化されたTASC特殊部隊は、世界中の戦場で恐れられる存在となった。
このバイオニックアームを駆使したワイヤーアクションが本タイトルの最大の魅力。ワイヤーをフックして移動するだけでなく、周辺の車やコンテナなどをフックして振り回したり、投げつけたりすることもできるのだ。
ワイヤーアクション以外にも、近接格闘や銃器を使った多彩な戦闘アクションが可能。シューティングゲームとしての要素もきっちりと備えている。
『バイオニック コマンドー』で描かれている世界は、とにかくリアルでダイナミック。崩れ落ちるビル群や瓦礫が散乱した世界、水面の揺れや光が差し込む洞窟など、高度な物理演算も相まって、プレイヤーがあたかもその世界にいるかのような臨場感が演出されている。
ゲームタイトル | バイオニックコマンドー (BIONIC COMMANDO) |
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対応機種 | プレイステーション 3/Xbox 360/PC |
ジャンル | 未定 (アクション、シューティング) |
発売予定日 | 未定 |
価格 | 未定 |
CEROレーティング | 審査予定 |
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