既報の通り、KDDI、沖縄セルラーは16日、報道関係者向けにau携帯電話の新製品「W56T」」(東芝製)「W54S」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)「W54SA」(三洋電機製)の体験会を開催した。説明会では3機種の実機を展示したほか、au one ガジェットなどの新機能のデモンストレーションを行った。
これら3機種は、同社の新統合プラットフォーム「KCP+」搭載したモデル。ともに充実したワンセグ受信機能を搭載するほか、LISMOの新機能「オーディオ機器連携」に対応し、「ウォークマン」やHDDコンポ「ネットジューク」との連携ができる2007年秋冬モデルのハイエンドモデル。また、これら3機種より、auに機種変更したユーザー向けの機能として、他社携帯電話のメインメニューを似せたGUIに変更できる「他社機種メニューに変更」が使用できる。
いずれも通信方式はEV-DO Rev.Aに対応。また、Bluetooth通信機能、オートフォーカス機能付きカメラもそろって搭載している。
「W56T」は、2.8インチワイドQVGA(240×400ドット)の有機ELディスプレイを搭載した端末。東芝の液晶テレビ「REGZA」のノウハウを活かした鮮やかな映像でワンセグを楽しめる。
ヒンジ部分のロックボタンを解除すると、ディスプレイ部分が背面に向かってさらに開き、裏返しにできるほか、側面に施されたΣ形状により、横置きした際に緩やかな傾斜を実現。ワンセグの見やすさと携帯電話本体の開けやすさを両立している。
「W54S」は、深みのある光沢感を持つ表面と、蒸着塗装によりつややかに輝くフレームが特徴。2.8インチWQVGA有機ELディスプレイを搭載し、26万色対応という優れた色表現力と広い視野角を誇る。ワンセグ機能では、タイムシフト再生、番組表からの予約録画が可能。
またBluetoothを搭載しており、別売のワイヤレスオーディオレシーバーと組み合わせることで、再生・停止、早送り、巻き戻し、音量調整などのリモコン操作が可能。この他、ソニーのサウンドエンターテインメントプレーヤー「Rolly」とも連携できる。
「W54SA」は、漆器の小箱をイメージしたデザインが特徴。約3.0インチIPS液晶(480×800ドット)を搭載し、ワンセグ機能では、予約録画、視聴録画、タイムシフト再生などに対応するほか、TV出力ケーブルを使用して、録画した映像を家庭用テレビなどに出力することも可能。
操作部では、指先で数字キー部分をなぞることでさまざまな操作が行える「スムースタッチ」を採用。メールやWebサイトのスクロール、手書き文字(ひらがな・カタカナ・英数字)の入力に対応している。