ASUSTeK Computerは16日、ハイエンドグラフィックカードの新製品「EN8800GT/HTDP/1G」を日本市場向けに発売すると発表した。GPUにNVIDIAの「GeForce 8800 GT」を採用し、ビデオメモリを1GBに増強したモデル。1月下旬より出荷を開始する予定で、店頭予想価格は41,000円前後(オープン価格)。

オリジナルクーラー採用の「EN8800GT/HTDP/1G」

GeForce 8800 GTを搭載するグラフィックカードとしては、同社からはすでに「EN8800GT/G/HTDP/512M」が発売されているが、新製品ではビデオメモリがGDDR3 SDRAMの512MBから1GBに増強されている(搭載チップはQimonda製)。この大容量化により、「高解像度表示でアンチエイリアシングを使用する場合などに大きな効果を発揮する」(同社)という。

また2スロット厚のオリジナルクーラーを新たに採用したことで、リファレンスデザインのカードに比べて、最高で7℃低い動作温度を実現したという。しかも、この時の動作音は約半分に低減されているとのことだ。

その他のスペックはほぼ同様で、コアクロックは600MHz、メモリクロックは1.8GHz。バスインタフェースはPCI Express 2.0 x16で、DVI×2とHDTV対応汎用端子(Sビデオ兼用)といった出力を備える。オーバークロックソフト「SmartDoctor」や画質向上機能「Splendid」など、同社独自機能も装備している。

なお、同社のリリースでは「1月下旬より出荷を開始」となっているが、秋葉原ではすでに複数のショップで発売が確認されている。