松下電器産業は、ポット型浄水器「TK-PA20」(2Lモデル)「TK-PA10」(1.2Lモデル)を発表した。発売は3月1日で、価格はオープン。市場価格はTK-PA20が4,500円前後、TK-PA10が4,000円前後と予想される。
TK-PA20/12は、ポット型浄水器としては初めて、ミネラル分を加える機能を搭載した製品。同社によると、国内の水道水は平均すると約50mg/L程度の硬度を持っているとのことだ。それに対して、名水といわれる六甲山系の水や岩手山麓の水などは、硬度が60mg/L~90mg/Lとなっている。TK-PA20/12では、浄水カートリッジにカルシウムを溶解させるためのミネラル層を設け、硬度60mg/Lから90mg/Lの水を生成する。
また、浄水器としては、セラミック入り活性炭と中空糸膜フィルターの組み合わせで、JIS S3201で指定された13物質を除去する高い浄水性能を実現している。
ただし、ミネラル分の添加と高い浄水性能のため、水の生成スピードは0.06L/分と、かなり遅い。使用されているカートリッジ「TK-PA20C1」は、水道水240Lの濾過が可能で、約4か月使用できる。カートリッジの価格は1個パックが2,583円、2個パックが4,683円。
また、家電メーカーの製品だけあって、カートリッジ部分をのぞく本体は、食器洗い乾燥機も利用可能な耐熱仕様となっている。
TK-PA20 | TK-PA10 | |
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全体容量 | 3.0L | 2.0L |
浄水部容量 | 2.0L | 1.2L |
サイズ | 284×28×105mm | 171×278mm×110mm |