Macworld Conference & Expo基調講演終了後、展示会場がオープンした。もちろん発表されたばかりの「MacBook Air」もAppleブースに展示されている。そこで早速、その薄さと"エアっぷり"を検証してきた。
Appleブースでは正面に数十メートルにおよぶ長い机が設置されており、その上で同社のスタッフの説明を聞きながらMacBook Airを体験できるようになっていた。MacBook Airを間近で見た感想は、パソコンとしては「薄すぎる……」。ペキっと折れてしまいそうで、触れるのも恐る恐るになってしまう。ところが持ち上げてみると非常にがっしりとしているのに驚かされた。外観から受けるイメージよりも重く、「エアってほどでは……」とも思ってしまったのだが、頑丈だから多少乱暴に持ち上げても大丈夫。周りの人が極薄のMacBook Airを気軽に持ち上げているのを見ている分には、たしかにパソコンが舞い上がっているような感じがした。
製品のたたずまいは3G iPod nanoに似ている。iMacにHDD搭載のiPodのデザインが息づいているのに対して、こちらはフラッシュメモリー搭載iPodだ。気になったのはバッテリー内蔵という点で、こんなところまでiPodと同じでなくても……と思ってしまった。遊びで使うのならともかく、仕事で使うとすれば予備のバッテリーを持ち歩けないのは心許ない。この点ではiPhoneと同様の非難を浴びそうな気がした。