1月16日、東芝はコンパクトでありながら590Wの強力なパワーと抗ウィルス/抗菌を実現するフラボノイドフィルターを採用した紙パック式クリーナー「VC-PX9D」「VC-PX8F」「VC-PX7D」「VC-PX7E」を発表した。価格はオープンプライスで、市場価格はVC-PX9Dが4万円前後、VC-PX8Fが3万円前後、VC-PX7Dが2万5,000円前後、VC-PX7Eが2万円前後と予想される。発売は2月を予定している。
新モデルは、コンパクトなボディを採用しながら高い吸い込み仕事率を達成したクリーナー。なかでもVC-PX9Dは、吸い込み仕事率590Wと、三洋電機の「SC-UR9H」(620W)に次ぐハイパワーを実現。なお、VC-PX8Fは最大580W、VC-PX7D/VC-PX7Eは最大570Wの吸い込み仕事率となっている。全機種に、コードを引くと振動板が紙パックをたたいて目詰まりを防ぐ「引くたびパワーキープ」機構が搭載されている。
パワーだけでなく、クリーンさと使い勝手の向上も図られている。本体排気部に抗ウイルス/抗菌能力を持つイチョウ葉エキス入りの「フラボノイドフィルター」、脱臭効果を持つ「ゼオライト脱臭フィルター」を装備。排気内に含まれるアレルゲン物質や臭いなどを強力に除去することが可能だ。さらにVC-PX9D/VC-PX8Fでは、ゼオライト脱臭機能を搭載した紙パック「VPF-7」を採用。ダブルで脱臭を行うことができる。もちろん排気は床の埃を巻き上げにくい「やわらか分散排気」を採用。
また、クリーナー本体内に、すき間ノズルの収納スペース「すき間ノズルポケット」が新たに設けられている。従来のモデルでは、延長管のグリップ部分の下にすき間ノズルを引っ掻けるためのフックが付いていたのだが、これが掃除中によく落下していた。細かい点だが、非常に使い勝手を向上させる改良だ。すき間ノズルは先端を回転させるとブラシにもなる形状となっている。
吸い込み仕事率および紙パック以外の4モデルの違いは、付属するヘッドの種類。VC-PX9D/VC-PX7Dがモーターで駆動する「コンパクトパワーヘッド」を採用。VC-PX8Fは大型ファンにより、強力に回転するブラシが搭載された「フローリングふきふきヘッド」、VC-PX7Eにはノズルの前からだけでなく横からも吸い込みが可能な「ヨコわざコンパクトヘッド」が付属する。なおVC-PX9D/VC-PX8Eではヘッド部分を取り外すと、ホースの先端がブラシとなり、高いところなどの掃除が可能となる「ワンタッチどこでもブラシ」が搭載されている。