松下電器産業は、DVDレコーダー「DIGA」シリーズの新モデル「DMR-XP12」「DMR-XP22V」を2月5日に発売する。価格はオープン。市場価格は、DMR-XP12が7万5,000円前後、DMR-XP22Vが10万円前後と予想される。

シングルチューナーのハイビジョンDVDレコーダー「DMR-XP12/22V」。エントリークラスながら、MPEG-4 AVC/H.264エンコーダーを搭載し、フルハイビジョンの長時間録画に対応する

DMR-XP12/22Vは、250GBのHDDを搭載したシングルチューナーのハイビジョンレコーダーで、DMR-XP12はDVD/HDD、DMR-XP22VはDVD/HDD/VHSモデルとなっている。MPEG-4 AVC/H.264エンコーダーの搭載により、1層のDVDに、最長で約1時間40分、内蔵HDDには最大で94時間30分のフルハイビジョン録画が可能となっている(HEモード)。各フルハイビジョンモードのビットレートや録画可能時間は表の通り。

なお、このDMR-XP12/22Vの登場で、DIGAシリーズのラインナップは、BD搭載モデルからシングルチューナーのDVD/HDDモデルまで、すべてがハードディスクへの4倍録りが可能なMPEG-4 AVC/H.264エンコーダー搭載モデルとなった。

DRモード(TS記録):BSデジタル放送 DRモード(TS記録):地上デジタル放送 HGモード HXモード HEモード
ビットレート 24Mbps 17Mbps 12.9Mbps 8.6Mbps 5.7Mbps
HDDへの録画可能時間 約22時間30分 約31時間30分 約40時間 約63時間 約94時間30分
1層DVDへの録画可能時間 約42分 約1時間5分 約1時間40分
2層DVDへの録画可能時間 約1時間20分 約2時間 約3時間

また、今回発売される2製品では、先日発表されたデジタルビデオカメラ「HDC-SD9/HDC-HS9」と同様に、新世代システムLSI「UniPhier」を採用しており、基盤面積を大幅に削減。特にDMR-XP12では、ハイビジョンレコーダーとしては業界No.1となる、奥行き242mm、高さ59mmというコンパクトサイズを実現している。薄型テレビ専用のラックやテレビボードなどでも、無理なく収納可能だ。