マツダは15日、ミニバン「MPV」について内外装の変更を主としたマイナーチェンジを行ない、発売を開始した。価格は250万円から360万円。また、MPVをベースとした福祉車両も併せて変更を行なった。価格は281万1,000円から353万8,000円(消費税非課税)。

MPV 23T ※MZR 2.3 DISI Turboエンジン・6速AT搭載2WD車

今回発売される「MPV」の外観は、フロントの上下グリルやバンパーなどの形状を変更し、クロームメッキパーツを各部に採用。またリアコンビランプの内側レンズを赤色で統一し、18インチアルミホイールのデザインを柔らかな曲線を描く仕様に変更している。ボディカラーは、「メトロポリタングレーマイカ」、「ダイアモンドグレーメタリック」、「ライラックシルバーメタリック」など新色5色を含めた計9色が用意されている。

インテリアは、前モデルのスポーティなイメージを踏襲しつつ、新デザインのパネルやメッキパーツを多用。2列目に装備される「スーパーリラックスシート(オプション)」の前後スライド量の延長や、松下電工と共同開発した「nanoeイオン」を発生する空気清浄システム(メーカーオプション)の採用(業界初)など、快適性も向上させている。加えて、サンドベージュ色の本革シート、シートヒーター(運転席/助手席)、本革&木目調ステアリングといった装備を新たに設定している。

動力性能については、電子制御5速オートマチック変速機を2.3L(リッター)自然吸気エンジンの2WD車全車に標準装備し、加速性能や高速走行時の燃費性能を向上させた。また、全車の足回りパーツを見直し、サスペンションの剛性改善やブッシュ類の再チューニングにより、操縦安定性や乗り心地を改善している。

インパネ(サンドベージュ内装)

インテリア(ブラック内装)