2月2日に公開される映画『KIDS』の完成披露試写&舞台挨拶が10日、都内で行われ、主演の小池徹平、玉木宏、栗山千明が登場した。

左から玉木宏、小池徹平、栗山千明

人気沸騰中の俳優が揃い踏みということで、200組の試写会募集枠に2万通を超える応募が殺到。幸運にもプラチナチケットを入手できたファンは、出演陣が登場するや割れんばかりの歓声を送った。絶叫とも言うべきエールに、お互いの声すら聞こえなくなってしまった玉木と小池が「聞いてくれ!(笑)」とファンに懇願するという珍しい場面も。

ファンの渦の中心にポツンと佇む小池徹平

乙一の短編小説『傷―KIZ KIDS―』を映画化した本作は幼少の頃から心に傷を持つ2人が 出会うところから始まる。人の傷を自分の体に移すことができるという特殊能力を持つ主人公・アサトには小池徹平。荒んだ毎日を送っているが、アサトと出会うことで過去のしがらみから開放され、ワイルドな中にも優しさを見せるタケオには玉木宏。そして、悲しい過去を持ち、顔の傷を隠して生きるウェイトレス・シホを栗山千明が好演している。

互いの印象を聞かれると、「玉木さんと会う前は爽やかでかっこいいなってイメージだったんですけど、けっこうワイルドでビックリしました」(小池)。「笑顔を絶やさず、いつも気さく、ってイメージでしたね。実際初めて会ったときは夏で、僕はもうグッタリしちゃってたんですが小池くんは変わらず元気ですごいなあと」(玉木)。

息の合ったトークを披露。撮影も終始和気あいあいとした雰囲気だったという

アサトの「人の傷を自分の体に移せる能力」にちなみ、「どんな能力なら欲しいか」との質問に、玉木は「透視能力ですね」と即答。理由を訊かれると「エロです」とのこと。小池は相棒のやんちゃな答えに苦笑しながら「僕は瞬間移動ですね。現場入りギリギリまで寝てられそうなんで」と人気者らしいコメントで締めた。

『KIDS』は全国東映系で2月2日公開。

ファンイベント後の舞台挨拶にて。左は荻島達也監督

撮影:保坂洋也