写真のサイズといえば、DTPショップでプリントされるL判サイズが一般的だ。しかし、L判の約1.3倍に当たるKGサイズであれば、人物やペットの表情をより大きく写し出し、活き活きとしたものにしてくれるであろうし、写真の迫力を損なうことなくフレーム加工することもできる。そこで、今回はKGサイズにぴったりのフォトフレーム/アルバムを紹介する。

写真右が通常のL判。左がL判の約1.3倍に当たるKGサイズ

写真の迫力を損なうことなくフレーム加工することもできる

記念日の写真を飾りたい

入学式や卒業式、結婚式など、人生の1ページを飾る記念日の写真は、印象的に残したい……。そんな時に活躍するのが、ハクバ写真産業の「ペーパースタンド」だ。額縁に入れて写真に彩りをそえるほか、そのままパネル代わりにも使える優れもの。色はブラック/ネイビー/グレー/クリーム/ホワイト/ピンク/ブルーの7色が用意されており、写真に合ったフレームを選ぶことが可能。ホコリから守る透明シートも入っているので、記念写真を安心して保存できるのも嬉しいところだ。サイズは200×152mmで、価格は336円。また木製のフォトフレームであれば、同じくハクバ写真産業の「アルベロ2」がお勧め。ゴムの木を使用しており、木製で温かみのある風合いが、写真を引き立ててくれる。色はナチュラルとブラウンの2色。サイズは143×193mmで、価格は945円。

ペーパースタンド

アルベロ2

個性で選ぶなら

個性的なフォトフレームを選ぶなら、Umbra Japan(以下、Umbra)がお勧めだ。1979年、カナダのトロントでグラフィックデザイナーのポール・ローワン(Paul Rowan)氏とレス・マンデルパーム(Les・ Manndelbaum)氏が始めたUmbraのコンセプトは"-シンプル・クリーン・エレガント-"。「毎日目にして毎日使うものだから、デザインの美しいものをそろえたい」というニーズに応じた商品が多数取り揃えられている。たとえば、四角形を複数組み合わせたシンプルなメタルフォトフレーム「ティリフレーム」(サイズ: W210×H160mm、価格:2,940円)や、フレームに奥行きがあり、写真を立体的に見せてくれる「ビネットフレーム」(サイズ: 150×202mm、価格:2,940円)などは、贈答用にも最適。また、「モッシュマルチフレーム」は写真を斜めに飾ることができるという斬新なフォトフレーム。KGサイズを含め様々な大きさの写真をディスプレイすることができる。色はエスプレッソとナチュラルの2種類。サイズは340×300mmで価格は2,940円。

ティリフレーム

ビネットフレーム

モッシュマルチフレーム

たまってしまった写真を収納

旅行先等で撮りためた写真を収納したい……。そんなニーズに応える商品がKGサイズ用にもある。まず紹介するのは、セキセイの「ハーパーハウス レミニッセンス ポケットアルバム KGサイズ」はKGサイズ用のアルバム。収納枚数が40枚用と、80枚用の2種類あり、それぞれネイビーブルー/レッド/カーキ/オレンジ/ブラックの5色から選べる。価格は40枚用が892円、80枚用が1,102円。

ハーパーハウス レミニッセンス ポケットアルバム

その他、Umbraの「ホライズン フォトアルバム S」は表紙がフォトフレーム、中身がアルバムという一石二鳥な商品。色はレッド、ブラック、マッシュルームの3種類で104枚収納できる。サイズは195×225mmで、価格は2,520円。さらに、「もっと沢山収納したい」という方にはハクバ写真産業の「デジタルフリーアルバムA4」。L判から6切りまで対応できるので、KGサイズ以外の写真も一緒に収納できる。ブルー/ブラック/レッドの3色で価格は1,470円。

ホライズン フォトアルバム S

デジタルフリーアルバムA4

KG写真用紙で作るテレビ用フレーム

今回は、KGサイズの写真用紙を入れるためのフォトフレーム/アルバムの紹介をしてきたが、最後にKGサイズの写真用紙を使った面白い活用方法を紹介しよう。KGサイズの用紙はかなり面積が広いため、これを使って小型テレビ用のフレームを作ってしまおうというものだ。

作り方は至って簡単。今回は、マイコミジャーナル主催の「EPSON KGサイズフォトコンテスト」で副賞にもなっているエプソンのインクジェットプリンタ「カラリオ ミー E-720」とロジテックのワンセグ放送対応ポータブルテレビ「DIALIVE LTV-1S350P」を使用して作成してみたい。

まず、E-720に付属しているパソコン用のソフト「EPSON Easy Photo Print」を使い、写真を配置しないでフレームだけの印刷を行なう。そして、液晶サイズに合わせて中央をハサミやカッターで切り、両面テープを使ってポータブルテレビに貼るだけ。今回は、誰でも作成できるように「EPSON Easy Photo Print」に内蔵しているフレームを使用したが、自分でデザインして描いた絵を印刷して貼ってもよいだろう。自分だけのオリジナルテレビの完成である。

(1)コンテストのエントリー部門「ファミリー」「風景」の副賞の一つであるワンセグ放送対応ポータブルテレビ「DIALIVE LTV-1S350P」のフレームを作成してみよう

(2)同じく副賞の「カラリオ ミー E-720」に付属している印刷用ユーティリティ「EPSON Easy Photo Print」を使って「写真選択」でなにも指定せず、「レイアウト選択」でお気に入りのフレームを選んでKGサイズで印刷

(3)テレビの液晶画面のサイズや操作ボタンの位置に合わせて印刷された用紙の中央を切り取る

(4)テレビに貼りつけるための両面テープを用紙の裏側に貼る

(5)これでとりあえず完成。好みのサイズや形に切り抜いたり、あるいは自分でフレームを作成して貼ってもいいだろう

このように、KGサイズ用のフォトフレームやアルバムは様々な用途に合わせた商品が数多く存在し、Webサイトなどからでも購入することが可能だ。なお、今までKGサイズと言ってきたが、簡単に言えばポストカードと同じ大きさであり、現像した写真と一緒にポストカードも収納できるというメリットもある。記念の1枚や、大切に残しておきたい写真などをKGサイズで現像し、お気に入りのフォトフレームに収めていただければ、その良さが実感できるはずである。現在マイコミジャーナルでは、KGサイズの写真コンテスト「EPSON KGサイズフォトコンテスト」を開催。同コンテストでは、ハイアマチュア部門の最優秀賞受賞者には、ニコン「D300」、エプソンプロセレクション「PX-G5300」をはじめとする"デジタル一眼レフカメラ 徹底活用6点セット"が贈られるほか、各部門・ジャンルごとに、カメラ好きには嬉しい賞品が多数用意されている。応募締め切りが24日に迫っているこの機会に、是非KGサイズの写真に挑戦してみてはいかがだろうか。