東京・新宿の赤城神社にて1月9日、「『ゲゲゲ』×『墓場』新春!おばけ祈願 40人の鬼太郎提灯行列」が行われた。
今回のイベントは、1月10日よりフジテレビ系で放映が始まるアニメ『墓場鬼太郎』と、現在放映中の第5期『ゲゲゲの鬼太郎』のヒットを祈願してのもの。提灯行列には抽選で選ばれた一般参加者らのほか、第1期・第2期『ゲゲゲの鬼太郎』『墓場鬼太郎』で鬼太郎役を務める野沢雅子、第5期で鬼太郎役を務める高山みなみ、小説家で妖怪研究家の京極夏彦がゲストとして加わった。
野沢雅子は『墓場鬼太郎』の鬼太郎の印象を「これまでの鬼太郎と違って、みなさんから見ると怖い顔に見えるかもしれません。だけど私にすると、とてもかわいい顔です。ただネジが2、3本抜けてしまったのではないかなというような鬼太郎君です(笑)。区切りの年で『ゲゲゲの鬼太郎』とともに、ヒット間違いなしと信じています」とコメント。
高山みなみは鬼太郎の声で「人間のみなさん、新年あけましておめでとうございます」と挨拶し、「第5期のシリーズのスタジオでも、『墓場鬼太郎』が始まるというのでみんな期待して待っていました。今日のこの日のことを忘れることなく、5期のシリーズも『墓場』と相互作用でがんばっていきたいと思います」と抱負を語った。
『墓場鬼太郎』の第10話に妖怪役で出演もする京極夏彦は、「『鬼太郎』はこれまでのシリーズをずっと見てきました。『墓場』は原点回帰とかマニアックという言われ方をすることも多いですが、これはいま作られなければいけない最新のアニメーションです。一部の人だけに向けて作られたものではなく、21世紀の2008年にこそ放送されるべき、ハードボイルドな『鬼太郎』です」と評した。
終了後は記念撮影。無事に終えられた安堵の表情で、みなさん終始笑顔が絶えなかった |
新旧鬼太郎声優と京極夏彦によるトークは、冬の寒さを吹き飛ばすほど盛り上がった |
『墓場鬼太郎』は水木しげるが貸本マンガとして50年以上前に描いた作品。『ゲゲゲの鬼太郎』の鬼太郎とは違い、シニカルな雰囲気の鬼太郎が描かれている。アニメでは鬼太郎役の野沢雅子のほか、目玉親父役に田の中勇、ねずみ男役に大塚周夫という第1期・第2期のオリジナルキャストが演じるというのも大きな魅力。アニメ放送開始40周年を迎える2008年に同時に放送される『ゲゲゲの鬼太郎』と『墓場鬼太郎』。朝はコミカルな『ゲゲゲ』、深夜はダークな『墓場』を楽しんではいかが?
鬼太郎が墓の下から生まれるところから始まる『墓場鬼太郎』。『ゲゲゲの鬼太郎』とはまた違った鬼太郎の魅力を堪能できる |
放送局 | 日程 |
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フジテレビ | 1月10日(木) 24時45分~ |
関西テレビ | 1月15日(火) 25時45分~ |
東海テレビ | 1月17日(木) 26時05分~ |
※放送日時は変更になる場合があります