オリンパス、24bit/96kHzのリニアPCM録音も可能な高音質録音レコーダー発表

オリンパスイメージングは10日、ICレコーダー「LS-10」を発表した。発売は2月7日を予定しており、価格はオープン。市場価格は5万円前後と予想される。

LS-10は、リニアPCMでの録音も可能なレコーダー。リニアPCM録音時のサンプリング周波数は44.1kHz/48Hz/96kHz、量子化ビットレートは16bit/24bitとなり、CD以上の音質での録音も可能となっている。

筐体にアルミ削り出し素材を使用し、防振性能を高めた大型のステレオマイク、チャンネル間の干渉を防ぐ左右独立のマイクアンプなど、単に24 bit /96kHzというだけでなく音質に配慮した設計となっている。

録音は、内蔵の2GBフラッシュメモリー、またはSDメモリーカードに行う(対応SDカードは512MB～8GBのSDHC)。内蔵メモリーに録音した場合、24bit/96kHzで約55分の録音が可能だ。

また、MP3/WMA形式での録音も可能で、MP3の場合128kbps/256kbps/320kbps、WMAの場合64kbps/128kbps/160kbpsでの録音が可能だ。

LINE IN端子も装備しており、生録だけでなく、テープなどのアナログソースの高品位なデジタル化にも使用可能だ。

電源は単3電池×2を使用。Ni-MHの場合最長16時間、アルカリ電池の場合最長12時間の連続録音が可能だ(リニアPCM16bit/44.1kHzの場合)。

	各フォーマットでの周波数特性
リニアPCM形式	96kHz:20Hz～44kHz、48kHz:20Hz～23kHz、44.1kHz:20Hz～21kHz
MP3形式	320kbps:50Hz～20kHz、256kbps:50Hz～20kHz、128kbps:50Hz～17kHz
WMA形式	160kHz:50Hz～19kHz、128kHz:50Hz～19kHz、64kHz:50Hz～15kHz

このほか主な仕様は以下のとおり。

入出力端子	MICジャック(3.5mm　2kオーム)/LINE IN端子/EARジャック/USB2.0
おもな付属品	単3アルカリ電池×2/USB延長ケーブル/コネクティングコード/専用ケース/ストラップ/ウインドスクリーン/サウンド編集ソフト「DigiOnSound5 Express for OLYMPUS」
サイズ	幅48mm×高さ131.5mm×奥行き22.4mm
質量	165g(電池含む)