カシオ計算機は8日、「エクスワード」シリーズの電子辞書「XD-SP6600」「XD-SP4800」を発表した。発売は1月25日を予定しており、価格はオープン。市場価格はXD-SP6600が3万5,000円前後、XD-SP4800が3万7,000円前後と予想される。
XD-SP6600/4800は、キーボードの手前に用意された手書きパネル、メインパネルのどちらでも手書き入力が可能な「ツインタッチパネル」を搭載した電子辞書。手書きパネルのみ、あるいはメインパネルのみで手書き入力が可能な機種は存在するが、両方で対応可能なモデルは、XD-SP6600/4800が初となる。手書きパネルでは、最大5文字までの連続入力が可能。また、メインパネルは5.0型と大きく、画数の多い漢字の入力もスムーズに行える(メインパネルは単漢字入力)。
XD-SP6600とXD-SP4800の違いは搭載されているコンテンツの種類。XD-SP6600は一般用のモデルで、国語・英語関連のコンテンツに加え、「マイペディア(百科事典)」「医者からもらった薬がわかる本」といった生活健康関連のコンテンツ、「わがまま歩き 旅行会話(英・独・仏・伊・西・中・韓)」「世界の料理・メニュー辞典」などトラベル関係のコンテンツなど、計100コンテンツが収録される。一方のXD-SP4800は、高校生用のモデルで、国語・外国語・社会・理科などの学習にダイレクトに役立つ85コンテンツが収録される。
なお、両モデルとも、最新の「広辞苑第六版」を図入りで収録。また、英・独・仏・伊・西・中・韓の7か国語のネイティブ発音も収録される(英単語約10万語/外国語会話約1万9,600例文)。
さらに、市販の語学教材の音声データを活用可能な「音声CD取り込み機能」も装備。この機能は、PC上で教材CDの音声を肉声に最適化した方式で圧縮し、エクスワードにUSB経由で転送するというもの。圧縮のためのソフトウェアは、同社のwebサイトからダウンロードできる。
このほか主な製品仕様は以下のとおり。
メインパネル | 5.0型(横480×縦320ドット) |
---|---|
手書きパネル | 2.6型 |
接続端子 | USB端子/ヘッドホン端子 |
メモリー | 内蔵約50MB、microSDメモリーカードスロット |
電源 | 単4形アルカリ乾電池2本(付属) |
電池寿命 | 約130時間(英和辞典の訳表示で連続放置時)/約60時間(入力・検索4分/訳表示55分/スピーカー音声出力1分/バックライト点灯3分の繰り返し時) |
サイズ | 幅146.0×高さ15.5×奥行102.0mm |
質量 | 約295g(電池込み) |