13日に行われる予定の第65回ゴールデン・グローブ賞の受賞セレモニーが中止されることが明らかとなった。
昨年11月から行われている米脚本家協会(WGA)のストライキに、映画俳優組合(SAG)所属の俳優らが呼応して欠席を相次いで発表したことが原因と見られる。また、同賞の放映権を持つNBCがWGAと対立関係にあることにも起因している模様。これを受けて従来のように華やかなゲストがレッドカーペットに降り立つことも、豪華なパーティが開かれることもなく、粛々と受賞者の名前を読み上げる記者会見方式に変更される見通しだ。
主催するハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)のジョージ・カマラ代表は「伝統的な授賞式が今年は行われず、世界中の数百万人の視聴者から大好きなセレブリティを見る楽しみを奪ってしまうことに大変失望する」と話している。
毎回、アカデミー賞の前哨戦として注目を集める同賞に起こった信じられないハプニングに、2月に行われるアカデミー賞授賞式の行方を憂慮する声も上がっているという。